口をついて ページ17
それからしばらくして、月曜日の朝となった
今日はAと浦田でケーキを食べに行く日だ
部活で不調だったAも、開き直った
『(浦田が私をどう思おうが関係ない
…私が浦田を好きなんだから、それでいい)』
Aはそう思うと、心が軽くなった気がした
人を思うのは自由だ
浦田がAを好きであろうと、好きでなかろうと、Aが好きであることに変わりはない
好きなのをやめる必要は無い
「A〜」
『おはよう、浦田』
「はよ」
にこりと目を細めて笑う浦田にAは心が押しつぶされたように感じた
『(これは、好きなこと、やめられないなぁ…)』
「んじゃ、放課後楽しみにしてるからな」
笑顔で言った浦田に対して短くうん、と言うと、浦田はAの頭をなでた
『(この手が好きなんだよなぁ…)』
「(嬉しそうな顔されると撫でたくなる…)」
そんな姿を見てクラスみんなが赤面しているのを二人は知らない
ついに放課後となり、2人は急ぎ足で駅へ向かった
『わ、混んでるね、この時間は』
「そうか？いつも何時くらいに帰るの？」
『んー、家に着くのは普通に9時とか…？
ほら、遠いからさ』
「ふーん…、あ、席空いたよ、座りなよ」
『大丈夫大丈夫、浦田座って』
「いや、おかしいから」
笑いながらいう浦田に、なにがおかしいのかイマイチ分かっていないA
大人しく座ることにした
『浦田はイケメンだね』
＿＿＿＿気づいたら口をついて出ていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 218人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜 - 初見です！あぁ、ヤバい。←語彙力の無さよw うらたんとこんな激甘学園生活をできるなんて、、(ニヤニヤ←) 続くことを、楽しみに待っています。更新ファイトです！ (2019年8月21日 15時) (
レス) id: 03a9afc29d (このIDを非表示/違反報告)
こたぬき - 更新ふぁいおー！ (2017年3月31日 11時) (レス) id: 9bab05279a (このIDを非表示/違反報告)
堕天使さっきー - うぅん。うらたんがあざといし、かっこいいしで、ムゥw (2017年3月17日 18時) (レス) id: a34e759826 (このIDを非表示/違反報告)
奈津(プロフ) - めっちゃおもしろいですね！そしてごめんなさい。題名がみたらしに見えてしまいましたwこれからも頑張ってください！！ (2017年3月13日 15時) (レス) id: ecba180675 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぃん(プロフ) - 悠さん» 御指摘ありがとうございます！治しました！ (2017年1月27日 21時) (レス) id: eb8b7642b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あるふぃん | 作成日時：2017年1月10日 23時
