【センラ】きいろ

イエロー・サブマリン ページ6

母は他界した



入院して2日だった

本当にすぐだ



あとから、医者に聞いた話




私にお金を残すためにねる間も惜しんで働いて


さらに、私のいじめについて、学校側に何度も調査のお願いに行っていたそうだ



ずっと寝てなかった故に起きたことだった






…私が、母の重荷になってた


母の通帳にはたくさんのお金が入っていた

普通に生きていけるくらい



こんなにお金有るなら、貯めておかないで美味しいご飯でも連れてってくれれば良かったのに



私の未来なんてお母さんが気にすることじゃないのに





私のせいで


母は






死 んだ…？







泣くしかなかった


学校にはちゃんと行くけれど、いじめとか以前に誰からも、話しかけられなくなった

毎日目を真っ赤に腫らして学校に行っていたから

みんな哀れに思って関わらなくなっていった






今日も、泣く



公園で、泣く



夜中の事だった







「君…」



声をかけられて顔を上げる



「大丈夫？」



もう、人間は怖いものだと思ってたから、すぐに逃げようとした


でも、手首を掴まれてしまう

このまま殺.されるのかな

それでもいいけど






「ほっそ！！！ちゃんと食べてる！？

親御さんは？心配するで？」


『え…？』




「え？」





なんか、久しぶりに人と話した感じがして

しかもなんだか心配されて



懐かしい感覚に驚いた

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