クリーム・イエロー ページ20
それから、しばらく経ち、すっかり付き合っている、ということに慣れてきた
居候が同棲まで進歩したと思う
そしてある日、仕事が午前で終わり家に帰った時のことだった
やけに家の中がうるさかった
声を聞いた瞬間にすぐに浦島坂だとわかり、別の部屋へ行く
まぁ、これで冒頭に至るわけだ
本当に騒がしい人たちだなぁ、と呑気に思っているとセンラが部屋に入ってきた
「今浦島坂田船で集まってるから挨拶してもらえへん？」
『いーよー』
そんな感じでゲームをしている浦島坂の元へ向かったのだった
『…あの、お茶、お持ちしました、どうぞ。
センラの家で居候してます、Aっていいます』
にこりと笑顔を見せれば、3人は目を見開いた
「いや、これ、は？おいセンラ！？」
「ん？」
「ん？じゃねーし！」
うらたさんとセンラさんがなにやら楽しそうだ
私は机の上にお茶を出してセンラの近くに座る
「ってことで、さっきも言ったけど数年前に拾った、Aね
居候って言うたけど、同棲の方が正しい気がする」
なんてことを抜かしたセンラ
「「「はぁ！？！？！？」」」
「ど、同棲ってことは、あれ、彼女ってことやろ！？」
志麻さん筆頭に口々ものを言う
それに対して私は人見知りを発動してただ笑ってる
いや、無闇に話すのもなんだし
「うん、彼女」
ぽんっと頭に手を載せられてなでられる
『やめて』
私はぱっとセンラの手を振り払う
いや、だって、人前で恥ずかしい！
そんな私たちを見て浦島坂は悟ったような顔をした
「あぁ…」
「納得」
『いや、今ので何を納得したんですか…』
「まぁってことやし、これからたまにAのこと見かけるかもしれんけどそういうことやって思っといて」
「はーい」
「あ、あと、Aには言ってないんやけど、これから俺の動画でギター弾いてもらうから」
。
『はっ？
聞いてないよ！？！？
やだやだ、無理無理、へたくそだもん！』
ははは、と笑っているセンラを見る限り、どうやら変更はないようだ
もちろん拒否権もないようだ
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スイ(さぶ)(プロフ) - 色シリーズ全て読ませて頂きました…！どれも素敵だった…登場される方ひとりひとりが暖かいし、すごくキュンキュンするし…((( めっちゃ笑ったりもしちゃいました( 他の作品も応援しています！ (2018年2月25日 16時) (
レス) id: 77c9f3f671 (このIDを非表示/違反報告)
花園@中世古 - 色シリーズコンプリートしました！全部面白かったです！結婚後の話が読んでみたいです(*´艸`) (2017年7月25日 3時) (レス) id: 4088b864b6 (このIDを非表示/違反報告)
奏音 - 色シリーズ全部読みました！個人的には『むらさきいろ』が一番好きです(私が志麻リスだからというのもあるんですが…)。幼馴染みとあんな風に毒を吐きあう(？)感じがすごく素敵でした！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2017年5月3日 16時) (レス) id: cc4b5e0e87 (このIDを非表示/違反報告)
羅斗 - 面白かったです、というよりもなんか途中で感動してきて泣いてましたｗｗこれからも応援しています！！ (2017年4月25日 17時) (レス) id: 75980c1c76 (このIDを非表示/違反報告)
なぁみ - 一回読んだのに、また読み返してしまいました笑 面白かったです！ (2017年4月4日 0時) (レス) id: 8a8ea0d12f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるふぃん | 作成日時：2016年9月5日 18時
