貴「あなたに会いに来ました」

貴「人間技はまどろっこしくて苦手だよ」 ページ9

A「さて、っと。このような場所にいるとは、どのような訳ありで？？))ニヤニヤ」

賊風情「ん？結構な上玉じゃねーか」

A「面倒なことを考えないでくださいよ。ま、とりあえず…くたばりやがれ」









龍の爪は…使っちゃだめだよなぁ…

多分シンアがこっち見てるし

いつかはばれるんだろうけど、せめて。

黄龍が来てしまうまでは、あのお方の傍に居たい。









賊風情「な、なんだこいつは…！？」

賊風情「ば、化け物！！」

A「やだな。人間技しか使ってないのに化け物とは…。本気でやったらどうなるのさ。」









ま、どうでも良いけどね。

にしても弱いな、こいつら。

もうほとんど立てる奴いないじゃないか。

さて、最後の一人









A「いい夢みなよ。強奪魔さん？」









…さて、帰ろう

んー、シンアの目は嫌だな。見られてるのがよく分かる。

ま、同じ目を持っている身の人間が言うべきではないけどね。









『あいつらはいらない』

A「そんなことはないよ。彼らも必要だ」

『緋龍は俺が守る。俺が…白龍にも緑龍にも黄龍にも青龍にも、だれにも渡さない』

A「それはダメだよ。それじゃあ昔と何も変わらない」

『どうして……どうして俺だけ………なんでだ…どうしてだ…………緋龍』









頭の中で響き渡る声。

私の事などお構いなしにずっと響き渡る。

まあこれでも、ずいぶんおとなしくなったんだけどね









A「みんなのところに戻るの、憂鬱だなぁ……」

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