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貴「では話しましょう。黒龍の過去を」 ページ28

私は黒龍が正気にもどる前にさっさと話してしまおうと口を開いた。









A「話は緋龍が人の世に降りる前まで遡ります。

そこには四龍も、緋龍も、黒龍もいます。

そして黒龍は、緋龍を愛していたんです。」

ユン「えっ・・・」

A「龍には性別はありませんから、そう不思議なことではありませんよ。

・・・でも緋龍は人の世に降りてしまった。

だから追いかけたんです。

一人の人間の体に四龍すべての能力を与え、黒龍自身の意識を人間に入れた。

その一人の人間が女性だったのは人の理に合わせたからでしょう

あの頃はまだ、そう思うだけの心があった。」









そう、あの頃はまだ正気を保っていた。

たとえ人の意識を奪うという暴挙に出ていたとしても

あの時は四龍を殺そうなんてしなかった









A「その状態で緋龍の前に現れましたが、緋龍は黒龍を連れていかなかった。

黒龍は、四龍のように緋龍を守る立場にはなれなかった。

その事で一度、黒龍は壊れてしまった。」









・・・っ・・・まずいな

黒龍が意志を取り戻し始めてる。

最後まではなさなきゃ・・・









A「もう一度は緋龍が結婚をし、お子が生まれた時。

黒龍自身が愛していたものが他を選んだ絶望感から、黒龍は壊れてしまいました。

ただ、純粋すぎたがために

そして考えを歪めてしまった。

守るべき立場に他の者がいるのならその者たちを殺してしまえばいいと。

たとえそれが昔の友から血を貰った人間だったとしても」









ーーーピッ・・・ーーー

皮膚に軽く亀裂が入り血が流れ出る

黒龍の意志に反すると、二つの相反する意志に体が耐えきれずにこうなってしまう。

みんなの顔に焦りが浮かんだ。









ヨナ「Aっ!」

A「大丈夫ですよ。これぐらい耐えれます。」









最後まで話しきるまでは。

たとえそれで皮膚がちぎれまくったとしても、

ヨナのためなら耐えられる。

ジェハ「ほんとに、僕は何をしているんだろうね」→←ヨナ「私は、私に出来る限りのことを」



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作品ジャンル:アニメ
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桜華 - 私最近ジェハが大好きーーーーー!!になりました! (2015年4月24日 15時) (レス) id: 806ee2b350 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - デスヨネ~ (2015年4月23日 0時) (レス) id: 806ee2b350 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 桜華さん» コメントありがとうございます!さいきんげんじつがいそがしくてかけていなかったのですが、新しいクラスにも慣れたのでこれからまた更新しようと思います(^_^)ゼノは私も好きです!スウォンは好きとかの前にその賢い頭脳を分けてほしいと思ってます(笑) (2015年4月21日 19時) (レス) id: 5560079686 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - とても面白いです!頑張ってくださいネ(*ゝω・*)ノ私はスウォンとゼノが好きです! (2015年4月20日 22時) (レス) id: 806ee2b350 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ユウさん» コメントありがとうございます(*´∀`)これからピアノですので、終わったらまた更新したいと思います! (2015年3月12日 17時) (レス) id: 5560079686 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:魅」 | 作成日時:2015年3月10日 18時

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