貴「見てられないね。この状況も、黒龍も」 ページ26
黒龍に隙を見せて乗っ取られちゃうのは久しぶりで
黒龍に乗っ取られた体の中で
どうにか自我を保とうと必死だった
まあ、自我を保てたって何もできないんだけど
黒龍がキジャに攻撃を仕掛ける
それでも私は何も出来ない
よけたキジャが反撃する
黒龍は逃れて今度はジェハへ
それでも私は何も出来ない
黒龍はジェハの暗器を受ける
でも深い傷じゃない
そのまま今度はシンアの方向へ
シンアは躱す
それでも私は何も出来ない
ヨナ「A!!!」
ヨナが叫んでる
私に・・・?
それとも黒龍に・・・?
ヨナ「A!聞こえているのでしょう!?」
A「『緋龍は俺だけを見ていればいいんだ!』」
ヨナ「A!戻ってきなさい」
戻る・・・?
どうして?
だって私は、不幸しか連れてこないのに
戻ってみんなを不幸にするくらいだったら
いっそ今ここで消してくれれば・・・
ゼノ「A。あの時のことは怒ってないし、戻ってきても怒らないから。なにも考えず、戻ってきたらいいから」
A「『うる・・・さい!何もできないくせに!俺は全てを兼ね備えているのに!どうしてお前らが四龍と言われる!?何のために俺がこの身体に乗り移ったと・・・!!』」
黒龍・・・
知ってるよ。あなたの気持ち
緋龍を愛してたんだよね
緋龍を守りたかったんだよね
仲間であった他の龍に牙を向いてしまうほど
あなたはただ純粋すぎたから
それでも、緋龍王を殺してしまうのはダメだったんだよ
私も償うから
だからもう、終わりにしようよ
ヨナ「あなたが何を思ってAに取り付いてるのかなんて知らない。あなたがどうして緋龍王に執着してるのかも知らない。でも、Aは私の大切な仲間だから」
A「『知ら・・・ない・・・・・・?』」
ヨナ「だからAを返しなさい!黒龍!!」
A「『うそ、だ。知らない・・・なんて、そんな・・・!だって俺たちは愛し合って・・・!!』」
あぁ、見てられないな
あれだけ一途に思っていた人に拒絶されるのは
どれだけ悲しい事だろうね。
黒龍、
わがままを言っても、いいかな?
返してって言っても、いいかな?
ごめんね。
体、返して
ヨナ「私は、私に出来る限りのことを」→←ジェハ「許せることじゃないね」
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桜華 - 私最近ジェハが大好きーーーーー!!になりました! (2015年4月24日 15時) (レス) id: 806ee2b350 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - デスヨネ~ (2015年4月23日 0時) (レス) id: 806ee2b350 (このIDを非表示/違反報告)
魅(プロフ) - 桜華さん» コメントありがとうございます!さいきんげんじつがいそがしくてかけていなかったのですが、新しいクラスにも慣れたのでこれからまた更新しようと思います(^_^)ゼノは私も好きです!スウォンは好きとかの前にその賢い頭脳を分けてほしいと思ってます(笑) (2015年4月21日 19時) (レス) id: 5560079686 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - とても面白いです!頑張ってくださいネ(*ゝω・*)ノ私はスウォンとゼノが好きです! (2015年4月20日 22時) (レス) id: 806ee2b350 (このIDを非表示/違反報告)
魅(プロフ) - ユウさん» コメントありがとうございます(*´∀`)これからピアノですので、終わったらまた更新したいと思います! (2015年3月12日 17時) (レス) id: 5560079686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:魅」 | 作成日時:2015年3月10日 18時