貴「あなたに会いに来ました」

ヨナ「もう一度、ちゃんと話がしたい」 ページ17

Aが、急に苦しみ出して

Aが、急にジェハを攻撃しだして

Aが、急に目の前から去っていった

そんな夜が過ぎていった

なんとなく、みんなの空気も重い

それに…

私はまだ、Aとしっかり話をしていない









ヨナ「シンア！Aのいる場所を教えて！」

シンア「……？」

ヨナ「やっぱり私、Aともう一度会いたい。会って話がしたい。」









このまま別れるなんて

そんなの嫌よ

こんな、唐突な別れなんて









ヨナ「お願い。シンア」

シンア「))ｺｸｯ」









シンアが目を使って辺りを見回す

ふとシンアの目線がひとつの方向で止まった。









シンア「いた……けど、崖の下…。倒れてる」

ヨナ「えっ！？」

シンア「それに……崖の場所……かなり遠い」

ヨナ「そんな…どうしよう」

ユン「ジェハに飛んでもらえば？」









ふとユンが会話に加わった









ヨナ「ユン……」

ユン「遠いんだったらジェハに連れてきてもらうのが一番早いよ」

ジェハ「僕は馬かい？」

ヨナ「ジェハ」

ジェハ「！」

ヨナ「お願い」

ジェハ「ヨナちゃんの頼みなら仕方ないな」









ありがとう、ジェハ

A…

待っててね

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