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貴「満月は、私にとって忌々しいものでしかないね」 ページ15

結局ヨナ達は何事もなく戻ってきた。

そっちの心配ばかりしてたから、

だから忘れてたんだ。

今日がーーだって。









ユン「日も暮れてきたし、そろそろ天幕つくるよ」

A「了解です。」









今日は何だか頭の中で響いている声が少ない

落ち着いているのかな?

なんて、そんなことを思ってた。

そして、完全なる闇が辺りを支配する









A「あ゙……っ、ぐ………………」

ヨナ「A!?」









思うように動かない!

勝手に動こうとする

“助けて”









A「あ、あぁ……………から、だが」









乗っ取られるっ!!

暴力と形容していいほど頭の中に響く声

手足の感覚が伝わってこない

声さえも、乗っ取られそうだ









ヨナ「A!!」

ハク「姫さんさがれ!」









体が勝手に動き出す

体が勝手に、四龍を殺そうと動き出してしまう

その時、雲が晴れ、出てきたのは満月

目がランランと輝きを放つのがわかる

いつのまにか私の手には、一本の刀があった。









『まずは、緑龍』









そう頭の中で声が響く。

体は緑龍を睨むように、体勢を低くする。









A「ジェハ…逃げてください」

ジェハ「逃げる?僕がそんなこと、すると思うかい?」

A「思い、ません。けど…」









そのとき体が動き出し、ジェハに攻撃を仕掛ける。

ジェハは難なく受け流す

それが幾度となく続くそれを、私は止めることが出来なかった。

せめて声だけは奪われないようにして

攻撃がどこから来るのか教えることしか









ヨナ「待って!」

ハク「姫さんあぶねぇ!」









ハクの制止も聞かず、こちらに来るヨナ

不思議なことに、ヨナの一言で体は止まった

いや、そう不思議なことでもないか

“これ”はヨナを守りたいんだから









ジェハ「ヨナちゃん、危ないから下がってるんだ」

A「大、丈夫。“これ”は、ヨナを傷つけることだけはしない。絶対に」

ジェハ「その確証がどこにある?」

A「“これ”は、緋龍を守りたかったんだ。けれど、緋龍はそれを認めず、四龍に守らせ、存在さえ、なかったことになった。だから四龍を恨んでる。緋龍を守った四龍を、恨んで殺したがってる。」

貴「ヨナがいてくれてよかった」→←貴「昔話…なんて言っても数ヶ月前の話だけどね」



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設定タグ:暁のヨナ   
作品ジャンル:アニメ
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桜華 - 私最近ジェハが大好きーーーーー!!になりました! (2015年4月24日 15時) (レス) id: 806ee2b350 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - デスヨネ~ (2015年4月23日 0時) (レス) id: 806ee2b350 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 桜華さん» コメントありがとうございます!さいきんげんじつがいそがしくてかけていなかったのですが、新しいクラスにも慣れたのでこれからまた更新しようと思います(^_^)ゼノは私も好きです!スウォンは好きとかの前にその賢い頭脳を分けてほしいと思ってます(笑) (2015年4月21日 19時) (レス) id: 5560079686 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - とても面白いです!頑張ってくださいネ(*ゝω・*)ノ私はスウォンとゼノが好きです! (2015年4月20日 22時) (レス) id: 806ee2b350 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ユウさん» コメントありがとうございます(*´∀`)これからピアノですので、終わったらまた更新したいと思います! (2015年3月12日 17時) (レス) id: 5560079686 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:魅」 | 作成日時:2015年3月10日 18時

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