雨、飴。《s n r》 (ページ4)

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「ひっ…」

怖くて動かない体から彼は丁寧にブラウスを脱がせワイシャツのボタンに手を伸ばし一つ一つ外していく

「ほんっとやめてください…キモイです」

「そう言われて辞めるやつがどこにおんのかって話よ」

ボタンを外し終わりワイシャツを脱がすと下着1枚に、

「胸でかいんやなぁ。先生巨乳の女の子大好き」

セクハラ発言をぶち込みながらも彼に視線は私の胸に向くばかりで舌なめずりをしている。

「あ、せやちょっと待ってな」

すると先生はポケットから自身のスマホを取り出し私に向けてきた。
何をしているのかと身構えていると突然聞こえたシャッター音。

「ぇ…なにしたんですか…」

「んー？あ、見る？これ。」

画面をこちらに見せてくると写し出されてるのは私の身体。

「ちょっ…！！今すぐ消してください！！！！！消せって！！」

「そんな反抗的な態度取られちゃうと困るわ、拡散するよ？」

「そんなの脅しじゃないですか…」

「ごめんな〜俺がこういう趣味やからな〜」

とニヤニヤしながら先生はスマホを戻す。

「ん、じゃあ続きしよっか♡」

「いや…先生やm「センラせんせ〜い？？？？会議始まるんやけど巡回終わりませんか〜！？」

「あ、やってもうた今日会議やったな。忘れとったわ」

先生は立ち上がると椅子を元の場所に戻し私に言った。

「まあ今日は終わりにするけどこれ誰にも言ったらアカンからな、バラしたらさっきの写真拡散するから。あと服も早く来て」

ハッとして急いで制服に手をかけ着始める。
ちょうど着終わると扉からひょこっと国語教師の月崎先生が顔を出した。

「あ！センラ先生やっとおった〜こんな所で何してるんですか…おっと、Aもこんな時間まで残って」

「志麻先生お疲れ様です〜巡回中にたまたま通ったらこの子が教室残ってましてね、もう帰らせますんで。」

センラ先生は私の背中をポンポンと叩き立たせる。

「すみません…！ちょっと忘れ物しちゃって、失礼しました。」

「おーA気をつけろよ〜、じゃセンラ先生早く行こっか先生たちセンラ先生待ちやで。」

「まってそれはまずいやん、Aじゃーな気をつけて帰るんやぞ〜」

とセンラ先生は月崎先生と教室を出ていった。

私は鞄を持ち立ち上がる。とんでもない弱味を握られてしまった。絶対に関わりたくないと思っていた教師にこんな事をされてしまえばいい気分なはずもなく、その日の帰路はとても重たい足取りだった。

END___

続き執筆予定。