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O side
｢誰も怒ってないから……｣
S｢……でも、今日も、ほんとは……ロケ……だった、のにっ｣
｢いいから……あんま喋んな。息上がってる｣
S｢メーワク……スケジュール……｣
｢なんとかなるから、な？｣
目に涙を浮かべてごめん、ごめんって言われて。
それもスケジュールが、とか仕事に穴開けた……とか。
そんなことより身体の心配しようよ。
｢俺達は翔くんの身体の方が大事だから……｣
S｢でも……｣
｢ずっとしんどかったでしょ……？ 熱で浮かされて意識遠くなってるクセに何も言わないし……怖かったんじゃないの？｣
ずーっと溜めてた涙がぽろん……って落ちて。
｢翔くん病院来たとき40℃もあったんだよ？ なのにずっと平気、大丈夫……ってさ。しんどいって、きついってたまには言わないと……潰れちゃうでしょ……？｣
優しく言ってたらどんどん泣いちゃって。
S｢んっ……んっんっ……｣
｢泣かないで……しんどくなるから。熱上がっちゃう……｣
まだ外せない酸素マスクが早いペースで白く曇る……。
もう泣かせちゃだめだ……負担になる。
でも体調悪いときって不安になるんだよね、
なかなか泣きやんでくれなくって。
ポロポロポロポロ涙が溢れるからベッドに潜り込んで横から涙を拭ってあげて。
｢我慢強すぎるよ……辛かったでしょ……？｣
こくん、って頷いたのを確認して熱い頭を撫でる。
お腹に手を回してぽんぽんってしたりしてるうちにだんだん翔くんの目がとろん、としてきて瞬きもゆっくりになる。
あんま寝られてないもんね、寝ちゃったほうがいいよ。
｢もう何も気にしなくていいから……ゆっくりおや｣
A｢しょーちゃん！ あぁっリーダー！｣
せっかく寝そうだったのに相葉ちゃんに邪魔されて……笑
松潤とにのも後ろから来て目が潤んでる翔くんを見て俺が翔くん泣かしたとかひとり占めするなとか言われてぎゃーぎゃーうるさい病室になっちゃって。
もうこんなんじゃいつまで経っても翔くん寝られないじゃんって隣を見たらさっきまでの不安そうな顔なんて全く無くて穏やかに微笑んで眠ってた。
｢もう、無理しないでね……｣
____END.
しょうこ様
アイディアありがとうございました。
いかがでしたでしょうか？
思うように行かず中々書きすすめられませんでした……汗
時間がかかってしまって申し訳ありません。
○┓
満足していただけたら嬉しいです。
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作者名：ひな | 作成日時：2018年2月8日 14時
