15話 マティアスside ページ16
マティアスside
ハルカと一緒に過ごすようになって3年の月日がたったある日、森で魔物が出たそうだ
ビフゲルには玄関から出るなと言われたが、玄関ではなければ問題ないと屁理屈を並べ、ハルカの手を握りビフゲル一行を追った
一行に追いつき、様子を見ていると魔物が現れた
『ﾋｯ』
魔物は熊で、ハルカは魔物を見て涙を浮かべた
まぁ、この3年ほど、家から出ることはあっても魔物に会うようなことは無かったからな
初めて魔物を見たなら、こんな反応になるのか？
にしては、恐怖が顔に出過ぎている
確かに、この魔物はなかなかだ
父カストルでも1対1で勝てるかどうか･･･
俺はハルカの震える手を握りながら状況を見る
ビフゲルは1人で魔物の前に出た
ビフゲル「お前らは手を出すな！こいつは俺の獲物だ！」
「いけ！栄光紋の魔法でやっつけてください！」
魔法か！
栄光紋とやらの威力どんなものなのか見せてもらおう
ビフゲル「我が体に満ちる･･･火の魔力よ！」
！？
ビフゲル「一筋の矢となりて我が前の敵を穿て！」
ビフゲルの言った魔法は魔物に当たったが余計魔物を怒らせることとなった
「ビフゲル様の･･･栄光紋の魔法が効かない！？」
「こいつただの魔物じゃない！極魔種だ！」
などと言う領民だけど･･･
いやいやいや･･･
子どもの火遊びレベルだろこれ･･･
それに最初の恥ずかしいセリフはまさか詠唱！？
詠唱の有用性は大昔に否定されたはずだが･･･
ビフゲルは魔物に吹き飛ばされた
流石のビフゲルも泣きながら意味のわからない理屈を言っていた
そんな時、レイク兄さんが飛び出した
レイク「早く逃げろビフゲル！ここは僕が食い止める！さぁ来い！ヒルデスハイマー家の名にかけて誰も殺させない！」
立派な心がけだレイク兄さん
だが、1人じゃ無理だ
マティアス「ハルカ、一旦手を離すぞ」
未だに震えているハルカに一言だけ言って手を離し俺は駆け出した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みつばち82(プロフ) - え、マギ?!マギも来ちゃうんですか！なにずっとこの話し推します✨尊い…(*´艸｀*) (2023年3月19日 0時) (
レス) @page41 id: f18241e44c (このIDを非表示/違反報告)
みつばち82(プロフ) - 私マティアス達の話大好きなんです！しかも文スト推しの1人、中原中也の異能きたら発狂ものですよ！！もう大好き！これからも楽しみにしていますね！ (2023年3月18日 23時) (レス) @page33 id: f18241e44c (このIDを非表示/違反報告)
闇黒嶺(プロフ) - ララリンさん» コメントありがとうございます！そのつもりです！マティアスくんしかいないと思ってます笑 (2022年4月13日 1時) (レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
ララリン - 今回も面白かったです！落ちは、マティアスですか？ (2022年4月9日 1時) (レス) id: 6fc5591da7 (このIDを非表示/違反報告)
闇黒嶺(プロフ) - ララリンさん» コメントありがとうございます！新しく更新しましたので、楽しんでいただけると嬉しいです！ (2022年4月5日 11時) (レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：闇黒嶺 | 作成日時：2022年3月10日 9時
