剣と魔法の世界に転生

11話 ページ12

カストル「ハルカとマティの強さが異常なだけだ。少なくとも15才未満でお前たちに勝てる奴はまず居ないだろうな」
マティアス「(マジか･･･いくらハルカに才があると言っても、技術的にはまだまだな領域だ。そもそもハルカは6歳の体だぞ･･･この時代、魔法だけではなく、剣術まで衰退してしまったのか･･･？)」

ビフゲルさんがこの程度なら、この世界の剣は期待出来ないかな

マティアス「ハルカは第何紋なんだ？」
『？？』

その日の夜、マティアスくんに聞かれた
私はマティアスくんと同じ部屋にいる

で、第何紋とは？

『そもそも紋ってなんですか？』

首を傾げて聞けば、マティアスくんに驚かれた

マティアス「ハルカ、手を出してくれ」
『手？こう？』

手のひらを両方見せれば違うと言われ手の甲を向けられた

マティアス「？？おかしいな･･･」
『なにが？』
マティアス「紋が刻まれていない」
『あ、あの･･･紋って･･･？』

おかしいとか言われても紋が何なのか分かってない私からしてみれば、紋が何なのかの方が重大だ

マティアス「あぁ、紋っていうのは･･･」

マティアスくんの説明によれば、紋と言うのは4つあるらしい

第1紋は生産系に特化した紋らしく、魔法付与を得意とするものらしい

第2紋は初めは大したことないけど、鍛錬すれば高火力の魔法が使えるようになるものらしい

第3紋は初めは第2紋同様に威力は低い魔法しか使えないけど、鍛錬すれば魔法威力と連射性能が上がるものらしい

第4紋は魔法の射程が短いけど、第2紋の火力と第3紋の連射性能を持っていて、単独での魔法戦闘に最も持っている紋らしい

マティアスくんはこの第4紋で、レイクさんは第2紋、ビフゲルさんは第1紋らしい

『紋が無いのはおかしい･･･ですか？』
マティアス「まぁ、そうだな。紋無しと言うのは初めてだ」
『紋無しという事が知れれば、まずい、ですよね･･･』
マティアス「だな。仕方ない･･･」

少し失礼する、そう言ってマティアスくんは私の手にマティアスくんの手を重ねた

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