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あの後、私は考えながら歩いていた。
「(今後、彼等は色々と探ってくるだろう。組織ではないか、とか何者なんだ、とか)」
「バレちゃ駄目だよね…」
そう思い、少し下を向き歩いていればいきなり
ドンッ、と前の何かにぶつかった。
その反動で私は尻もちをついた。
?「すいません、大丈夫ですか?」
ぶつかったであろう本人に心配されつつ手を差し出される。
「あ、大丈夫ですよ。」
と、礼を言いながら彼の手を借りて起き上がる。
が、手のひらが少し擦れ、血が出ていた。
?「大丈夫、じゃなさそうですね。私が手当てをして差し上げます。着いてきてください。」
「え、どこに行くんですか?…」
そのまま彼について行けば彼は
?「私の家です。」
と言う。知らない人について言っちゃダメって習ったんだけど…?
「そうですか。」
とりあえず、適当に返し、相手の家に着くまであまり話さないでおこう。
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作者名:なる。 | 作成日時:2019年1月10日 2時