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Happy Valentine's Day ー紫廉 ページ32

永side



放課後の屋上



俺は女の子と2人きりでいた



「廉くんっ!これ私の気持ちですっ!受け取ってください!」

「あぁ…ごめんな。受け取れないわ」

「そ、っか…そうですよね!すみません!私なんかが」

「んーん、勇気だして俺に伝えてくれてありがとな?気持ちだけでも受け取っておくな?」

「っ…!ありがとうございます!」







と、断っても下駄箱やロッカーの中等にはぱんぱんにチョコレートが入っている



教室の黒板にはまだ2月14日と書かれていた



「れぇん?いるー?」



無駄に大きな声で名前を呼ぶ彼の手には大きな袋があった



「あぁーこれこれ、ありがとな海人」

「んーん!どういたしまして!下駄箱のチョコ回収して来たよ!」

「さんきゅ、後はこのロッカーとあそことあそこやな」

「ねぇー多すぎ!」



下駄箱やロッカーに入らんくなったのか机の中や上にもチョコが置いてあった



自分でも、ここまで貰えたのは初めてな気がする



「あれぇ?袋さっきまでそこに置いてたのに!無い!」



と、さっきまであったはずの袋が消えて怖がっている海人とは真逆に俺は大体分かっていた



すぐに廊下に出ればその犯人は直ぐに見つかった



「紫耀!何してんねん…」

「だ、だって!!」

「だっても何もないやろ!早よ返せ」

「やだ!廉が食べていいチョコはホワイトデーのお返しの俺の本命チョコだけだから!」

「重いわ!」

「てか!廉は?俺への本命チョコは?」



絶対この質問来ると思ってたわ、、



紫耀も今意地悪やし、俺も少し意地悪しようかな



「無い」

「ねぇ!嘘でしょ嘘でしょ?俺ら恋人だよね?」

「嘘やない、無いもんは無い」

「うっそだぁ……」



と、膝から崩れ落ちる紫耀



とりあえず、紫耀から袋を強制的に返してもらい、海人にチョコを入れるように頼む



そして、カバンから昨日海人と一緒に頑張って作った紫耀への本命チョコを取り出し



体育座りをして落ち込んでいる紫耀の元へ向かう



そして、



「はい、本命チョコやで」

「えっ……、」

「俺からの気持ち」



そう言った瞬間、紫耀に抱きしめられた



「もぅ…れぇんのばか」

「ごめんごめん、」

「ねぇ、食べていい?」

「ええで、?」

「じゃあ、いただきます」



そう言いながら俺の耳を噛んだ紫耀



「やっ…あぁっ……駄目や、て」

「無理、もう止まんないよ」

.→←notice ー作者



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ゆう(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございました。廉くんのツンデレ具合も可愛かったのですが、平野くんの尻に敷かれてる感じが(良い意味で)廉くんの女王様感じが出てて最高でした! 海人と神宮寺くんの会話もリアルでニヤニヤしちゃいました! (2023年2月14日 10時) (レス) @page31 id: 05d34f6d93 (このIDを非表示/違反報告)
はるきち♪(プロフ) - リクエスト書いて頂きありがとうございます★最後の額の所、思い浮かんでキュンとしました(*´-`)お忙しいなかありがとうございました。寒いけど体調には気をつけてくださいm(_ _)m (2022年12月26日 7時) (レス) @page27 id: 05a8817700 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - お返事ありがとうございます!急がないのでお時間のある時にお願いします。 (2022年12月14日 2時) (レス) id: 05d34f6d93 (このIDを非表示/違反報告)
み の り さ ま(プロフ) - ゆうさん» “ゆう”さんへ…。リクエストありがとうございます。少々お時間をいただきます。(作者・みのりさま) (2022年12月13日 22時) (レス) id: 48b4854571 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - コメント失礼します。リクエストお願いできますでしょうか? 海人に甘い平野くんに嫉妬してしまうけど、ツンデレな廉くんは素直になれなくてそんな廉くんが可愛くてついついイジワルしちゃう平野くんのお話をお願いします。 (2022年12月13日 2時) (レス) id: 05d34f6d93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みのりさま | 作成日時:2022年11月25日 21時

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