Full of love

golden hair　ー紫.廉 ページ23

平side



俺は真面目な人がとにかく嫌い



理由は簡単で、ただ単にうざいから



“平野くん！制服を今すぐきちんとしてください！”と



すごく俺にとってはどーでもいいことをしつこく言ってくる



本当にうざいと思う



まぁ、1人を除いてはだけど



「しょお〜！」



噂をすれば、と声がした方に振り返れば



昨日とは全く別人の彼がいた



「廉、どーしたのその格好」

「にやってるやろ！」



とドヤ顔で自慢げに話す彼



廉とは小学校からの幼なじみで、俺が許せる唯一の真面目くんだった、、はず



だけど今目の前いるのは、黒髪を大胆に金色へと変えて



お手本をそのままコピーしたかのような制服は完全に崩れている



耳にはイヤーカフがついていてきらきらと輝いて見えた



多分、ピアスを開ける勇気は無かったのだろう



そして前まで下げていた前髪を上にあげて前の彼とはかなり印象がガラリと変わった



「似合ってるけど、廉は真面目くんだったのにどうしたの？なんか悩み拗らせちゃった？」

「いや、っ…違う、けど」



違うか、ならなんでだろうと考えるが分かるわけもなく本人に聞いた



「じゃあどうして？」

「…す…おそ……っ…」

「え？ごめんもう一回！」

「紫耀が好きで、お揃いにしたかったからやって！！」



紫耀が、、好き、で？お揃、い、？



このままかわいい廉を逃してはいけないと思った



その瞬間、気がつけば廉のことを抱きしめていた


「ちょっ、、！」

「かわいい…」

「か、、かわいくないしっ、！」



と、顔を真っ赤にする廉



さらに愛おしさが溢れ出した



あ、そうださっきの告白の返事ちゃんとしないとだな



「廉」

「な、なに、、」

「俺も好き、だから付き合ってくれない？」

end

※次のお話で、リクエストのお話を書かせていただこうと思います

poor physical condition　ー紫廉　※request story→←I love you ー紫.廉

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