Full of love

he was tied up　ー紫廉 ページ17

平side



“岸さぁ〜ん！！手つなご？”

“海人〜！！こっちきて〜！”

“ジン！！！これ見て！これ見て！”



俺の彼女は色んな人に甘える



その度に俺は黒く、ドロドロとしたものに覆われていく



そして今日も覆われていった俺は



“嫉妬”する













「廉」



お風呂上がりに髪を乾かして



ソファーでくつろいでいた彼に話しかける



それだけで、彼は寝室へと一緒についてきてくれる



寝室に入った瞬間にベットの上に乗せて



俺は彼を



どんどん束縛という縄で縛っていく



ごめんね、廉。こんな彼氏で



でも、もう限界なんだ。



「閉じこめてもいいよね？」



そう言えば、廉は首を縦に振ってくれた



それだけで、“もっと縛ってほしい”と認識してしまう俺は……。










永side



「閉じこめてもいいよね？」



紫耀に言われた言葉



俺は首を縦に振った



“閉じこめてもいいよね”なんて一言で嬉しく感じてしまうんは何故やろう



そんなこと考えていれば



手首を縄で痛いほどに縛られて、遠くへ行けなくなった



そして、隣には俺を縛った張本人の彼氏がいる



でも、俺には足りない



もっともっと紫耀に束縛と言う縄で苦しいほどに縛ってほしい



「しょお、愛して？」



束縛されんのが紫耀ならこんなに嬉しい俺は……。






““狂ってるな””






end



※少し狂っている感じの2人が書きたかった🙄

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