ACT185.迷い〜道標〜 ページ41
スタジアム内のトイレの中、その洗面台に咲凛はいた。
顔を洗い鏡で自分の顔と見つめ合う。
咲凛「・・・私は、自分のサッカーをしていいの?。でもそうしたら夢香の存在は・・・。」
?『消えねぇよ。』
咲凛は咄嗟に鏡を見た、鏡には夢香の姿が。
夢香『あたしの存在は簡単に消えたりしねぇよ。それに姉貴はあたしがいなくてもやってける、姉貴にとっての道標はとっくに持ってるんだよ。』
咲凛「私の、道標・・・?。」
夢香『あぁ、いつも姉貴のことばかり見て大切にしてる奴がな。』
咲凛「奴・・・?。」
咲凛は?マークを浮かべる。
夢香『とにかく、もう迷うな。姉貴にとってソイツは光、自分を光へと導く道標なんだよ。自分をずっと信じてくれてる奴がいることを忘れんな。』
咲凛「夢香・・・。」
夢香『姉貴、どうしても罪滅ぼしをしてぇって言うんなら・・・あたし達の夢と約束を果たせ。』
咲凛「私達の夢と約束・・・。」
咲凛はハッと思い出した。
それは3年前、よく夢香が言っていた。
“中学になったらサッカー部に入ってホーリーロードを決勝まで進んで優勝する。”
咲凛「(それが私達双子の夢と約束。私、忘れてた・・・フィフスセクターのことばかり考えて・・・。)」
咲凛はもう一度顔を洗うとフィールドへと戻った。
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春空 - あおいさん» ありがとうございます!!。そう言っていただいて嬉しいです!!。 (2021年11月14日 13時) (レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 最初から最新話まで読ませていただきました!とても面白くてこの先どういうお話になっていくのかとても気になります!これからも更新頑張ってください! (2021年11月13日 22時) (レス) @page40 id: fde09eb5f8 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - すみません (2021年11月6日 8時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - アサリさん» 更新停止をするなんて一言も言ってませんが;;。 (2021年11月6日 8時) (レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - 無理はしなくていいですけど更新停止はしないでください (2021年11月5日 19時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
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