凛と咲く少女は夢と約束を背負う革命家

ACT170.調査〜完了〜 ページ26

同じ頃、吹雪もヒナミと話していた。

ヒナミ「とうとう白恋中にシードが、しかも雪村君まで・・・。」

吹雪「咲凛ちゃん、相当ショックを受けちゃって・・・試合が心配だよ。」

ヒナミ「私も雪村君のことはよく白恋の相談室に来てましたから。あんなに熱いサッカーが好きな彼が・・・。」

ヒナミはパソコンの操作をしながら言う。

吹雪「ヒナミちゃん、前から調べてることって分かったの？。」

ヒナミ「あともう少しで・・・でもこのことはまだ誰にも言ってません。」

吹雪「でも僕には言ったよね？。」

ヒナミ「士郎君にも力を貸して欲しかったので・・・あっ、分かりました。ここです。」

ヒナミは吹雪にある場所の画面を見せた。

吹雪「本当に此処なのかい・・・！？。」

ヒナミ「はい、以前私が咲凛ちゃんを助けるために行った場所とも一致してます。」

吹雪「このこと、キャプテンにも言うのかい？。」

ヒナミ「本当は私一人で行こうと思ったのですが、そうはいきません。なので円堂君にも協力を・・・。」

吹雪は頷くと僕も行くよと言う。

吹雪「確かにあの場所は女性一人で行くわけにはいかないからね。」

ヒナミ「他の皆さんとも合流できないか連絡してみます。」

ヒナミはスマホを取ると電話するために廊下に出た。

吹雪「それにしても、咲凛ちゃんを救うために来た場所が“孤島”だなんてね。」

吹雪は顔をしかめながらパソコンの画像を見た。

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