凛と咲く少女は二重人格で孤独な革命家

ACT37.自分のサッカー〜思い〜 ページ40

咲凛が向かった先は病院、太陽の病室へ行く。入ると太陽はパァァァァッと明るくなり咲凛ちゃん！！と呼ぶ。

太陽「会いたかったよ咲凛ちゃん！！、寂しかった〜。」

咲凛「寂しがることないでしょ？。」

太陽はプゥ〜と頬を膨らませる。

太陽「だってここのところずっと来てくれなかったんだもん！！。あっ、でもこの間の試合見たよ。まさか化身まで使えるなんてびっくりしたよ。」

咲凛「・・・バカね、夢香の技に決まってるでしょ。」

太陽「・・・そんなことないよ、咲凛ちゃんだって頑張ってる。僕には分かるよ。」

咲凛「太陽君は・・・私を望んでるの？。」

咲凛は無表情のまま聞くと太陽はもちろんと笑顔で言う。

太陽「咲凛ちゃんは咲凛ちゃん、夢香ちゃんは夢香ちゃんだよ。僕はね、咲凛ちゃんの本当のサッカーを見たいんだよ？。」

咲凛「・・・気持ちは嬉しいけど、私はもう自分のサッカーはできないから。」

太陽は寂しそうな表情をする。

太陽「(咲凛ちゃん、君は何に苦しんでるの？。僕には何も教えてくれないの？。こんな僕でも、支えることができたらいいのに・・・好きな女の子を守りたいのに・・・。)」

夕方まで二人はずっと病室にいた。

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