二日酔いでも幹部さん ページ4
『ど、どういうことですか!?』
森「聞かされてなかったのかい?君をポートマフィアが買うんだ。」
『えっと...その意味が』
森「もちろん、報酬もあるし学校へ行く休みもあるよ?」
『そ、それは』
森「どうだい?良い話だと私は思うんだけどね?」
『断れば?』
森「んふふ、後ろを見てみなさい」
言われるがまま後ろを向くと額に黒くて冷たいものが当たった。
『!?』
目を見開き驚いた。先程まで芥川という男性しかいなかったはずなのに金髪の女性、絆創膏の男性、銀髪の老夫、そして、私に銃口を向けるこの女性...
『罠...でしたか』
お手上げ状態になったとき後ろで冷たい声が聞こえた。
森「下手に逃げると再生不可能になるから気をつけてね。沖田くん。」
『...悪いご趣味ですね...お互い様』
捨て台詞かのように吐き捨て、金髪の女性にその幹部やらというところに案内してもらう。
「ここが中原幹部の家です」
『なんで家なの?』
「...二日酔いです」
苦虫を噛み殺したような表情で言ってくる
『幹部が二日酔いですか笑笑』
思わず笑うと金髪の女性が口を開く
「せいぜい殺されないように」
『名前は言わないのー?』
「樋口です。」
『お気遣いどうも樋口さん』
「...チャラ男が(ボソッ)」
なにか呟いたようだが気にしない。
中原と書かれた扉...少し恐怖も覚えながらノックする
『留守?いや寝てるだけかも。』
凄い速さでインターホンを押しまくると中から声が聞こえた。
「押しすぎだァァァ!!!」
ガチャ
勢いよくでてきた相手は顔色が悪い男性。
『中原中也さんですか?』
「ったく、誰だテメェ」
『沖田Aです。中原さんの弾除けとして
雇われました。』
「弾除け?俺に弾除けなんていらねえから早く帰れ!」
酷く追い返され渋々帰るかと思うと再びドアが開く
「お前、沖田Aっつたか?」
帰りかけの私は気分が落ちていたため、不機嫌なっていた。
『そうですよ、何ですか?』
ボーとしているのか私のことを下から上まで見てくる
「...中に入れ」
ふてぶてしく呟いたが、どうやら招いてくれたようだ。
「...気が狂うな。」
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作者名:the4低王 | 作成日時:2017年9月1日 20時