スタッフさん、バレバレです ページ3
『あの...取り引き場所は交番のはずでは?』
立ち上がり、目の前の男を見る。
細身で顔立ちは悪くない。
むしろイケメン。
「あぁ、だからその交番とやらを爆破したんだ。」
『へ?』
拍子抜けた声を出す。
絶対この人とまともな話ができない。
なんで交番爆破するんだよ。思い出の場所って一話の中盤で言っただろ!
『そ、そうですか...それじゃあここじゃなんなんでどこかで・・・』
「僕と来い。」
『は?』
初対面の相手にこんな態度悪いが、この人には日本語が通じていないのだろうか。
『どういうことですか?僕?』
芥川「僕は、芥川。ポートマフィアの忌々しき狗。」
『芥川...さんですね。私は名の知られていない探偵社でアルバイトをしている沖田Aです。ところで、来いというのは?』
芥川「ボスのところへ貴様を案内する。それが今日僕に託された使命だ。」
はじめてのおつかいかよ。どっかにスタッフいるのか?
一応隅から隅まで見るとサングラスをかけ、黒い服装をした人たちがいつの間にやらあたりを取り囲んでいた。
『スタッフさん...多すぎ。』
芥川「スタッフ?馬鹿なこと言ってる暇があるなら歩け。」
『は...は!?』
連れて来られた場所は広くてやたら綺麗な部屋。
芥川「煩い。騒ぐな。」
悪かったな!!!💢
『すいません。こんな広い場所来たの初めてで...ところで、取り引きとは何なんですか?私詳しく聞かされてなくて。』
芥川「僕が知ってるとでも?」
いや、じゃあなんでお前迎えに来たんだよ。
っと心の中で暴言を吐いてしまう。
『あ、あはは...はは。』
扉が開くとそこで見た光景に息を飲んだ。
長い机に赤いシーツが敷かれていて、中央にはボスと思われる人物、その隣に金髪の可愛い女の子が座っている。
芥川「ボス、連れて来ました。」
森「ご苦労だったね、ところで検証はしてみたかい?」
芥川「はい。爆破はしましたが、タイミングが悪く、近くにはいませんでしたので擦り傷と火傷ですんだでしょう。」
森「ふむ...君が噂の沖田くんだね?」
『あ、はい。』
森「突然だけど、君をポートマフィアで買うことにした。」
『は!?』
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作者名:the4低王 | 作成日時:2017年9月1日 20時