交番、お世話になりました ページ2
いつもの休日・・・だが今日は少し違う。
『新しい仕事...?』
私、沖田Aの
社長「そう!しかもポートマフィアの幹部を守る仕事。」
過去史上最も過酷な
『ポ...ポートマフィア』
任務の開始です。
『ってどこの組織ですか?』
社長「知らないの!?夜のヨコハマを仕切ってるっていうほどなんだよ!?」
『凄そうですね...報酬はいくらなんですか?』
社長「それがね、期限が決められてないんだよ...下手したら1年は...」
ダンっ!
私は思わず机に拳をあてた
『学校があるんですけど??』
冷静さを私は保っているつもりだが、社長が
酷く恐ろしい顔をしているため私は今鬼のような顔だろう。
社長「それは自分で言ったほうが...」
『やっぱりちゃんとポートマフィアのボスと話をしてないんですね...取り引き場所はどこです?』
社長「えっと...君の学校の近くの交番わかる?」
『えぇ。帰り道にいつも通るので。』
社長「待ち合い場所はその交番だよ。」
『ポートマフィアが交番で取り引きを?...罠じゃん(ボソッ)』
社長「お、お願いだよ。ポートマフィアの資金は凄いらしいからさ!この任務終えたら報酬の半分あげるから」
半分という言葉に少し頬が緩むが、ここはもう一息
『8対3...これで無理なら私はやりません』
社長「!!!それはずるいよ」
あの後社長は唸りながら計算機を睨んでいた
砂糖入りのコーヒーを優雅に飲んでた私に冷や汗ダラダラでいいよと言ってくれたんだけど、
相当無理したな。
『交番...小6の時に1回お世話になったな。』
懐かしいと沁沁思う。
悪いことをして交番に行ったわけじゃない
『確か、落し物で交番行ったんだっけ。』
何の落し物かは忘れてたけど、あの頃はお世話になった。
『早く着きすぎたな』
休める場所はないかと周りを見ると数メートル離れた場所にカフェがあったのでそこに寄ろうと交番を離れたその直後・・・爆風が襲った。
『っ!』
火傷しないよう顔だけリュックサックで隠す
爆風が収まり、交番のあたりをぼんやり見ると
そこにはもう交番はなかった。
『まさか...ポートマフィア?』
「いかにも。ヨコハマのどこからでも見える狼煙だ。」
後ろから声が聞こえた。低いがどこが張りがある。
後ろを振り向くと黒い外套を羽織って口を手で抑えている。
私は気づいた。この人とはまともな会話ができないことに。
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作者名:the4低王 | 作成日時:2017年9月1日 20時