アズールの弟には秘密がある (ページ7)

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またまた偶然ばったりとページ7

エースside

次の日

学食がいいという煩いアントゥーンを連れて食堂へ向かっていたオルガナ｡そしてばったり会ったエースとデュース｡

『…君達も学食？』

「おう…本当にアントゥーンの…」

「何？何？俺有名なの？」

話に割り込んできてオルガナの頭に顎を載せる｡

『そんな煩けりゃ噂になる…』

「おい！それどう言う意味だ！」

『次のテスト勉強どうしようかね』

「あっやだぁこわい…」

オルガナに楯突いたと思ったら急にぴえん顔にそういや成績上位者だったな満点とかもザラじゃあないし｡

「エース～デュース～！」

「遅いからこのグリム様が態々迎えに来てやったんだぞ！」

「あーちょいと小話してて～」

ユウとグリムがハテナを浮かべる｡あぁこいつら世間知らずな所あるから多分この顔だと二人知らないな｡

『初めまして…オンボロ寮の監督生…ユウくんとグリムくんだね｡噂はかねがね…』

「よろしくな！！」

「なんなんだゾこいつら…なんか胡散臭いんだゾ」

「おまっ！！だぁっとけ！！」

「グリムくんや｡よぉーく聞いとけよ｡オルガナ虐めていいのは俺だけだから｡悪く言ったら海の底…分かった？」

『ん？おかしいね｡アントゥーン？？』

「やっぱコイツらおっかねーんだゾ！！」

ひしとユウにひっつくグリム｡アホすぎる｡

「とりあえず座ろうぜ」

「そうだな」

『僕もうご飯食べたのにな…』