校内で迷子になったら先輩に助けられました【ハイキュー】

9話 ページ10

｢瀬奈. . A . . .｣



部活の後輩宮侑から聞いたあの時の彼女の名前

送った後に名前を聞いていないのに気づいた

クラスは聞いてたし聞きに行くことも出来たんやけどわざわざ聞きに行くんも変な感じがして行かれへんかった


元バレー部かなんかやろか

エースのサーブあんなに軽々あげられるんやから相当レベルの高い選手だったんやろうな


俺とは大違いや

瀬奈さんだけやない

今話してた侑も片割れの治も角名も銀もアランも練も路成もみーんな才能溢れた凄いヤツら


言うなればバケモンや

俺はそのバケモン達の宴に混ざり込んだ人間

ほんまラッキーやわ

俺が出来るのは反復丁寧継続


そうしてればきっと誰かがみてくれる

昔おばあちゃんが言っとった



｢信介. . .？大丈夫か？｣


｢おん、悪いな大丈夫や｣



考え込んで意識が深いところにあったのをアランの声で引き戻された


｢そーか？お前さっきのレシーブガール来てからちょっと変やで｣


｢. . .レシーブガール？？？｣


｢あの強烈サーブのレシーブ上げられる女の子なんてなかなかおらんからって言ってサムとスナがノリノリでつけとったで｣


｢ふっっ、そかレシーブガールかっ｣


｢. . .信介がわろてる. . . . . 珍しいこともあるんやなぁ｣


｢俺も面白いことがあったら笑うで｣


終始アランに怖がられながらも今日も部活は終わった

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