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屋上まで走り抜け、ドアを開けたところで繋いだ手を見て花道はハッとした顔になる。
「Aさん!すいません!勢いで…これは事故ってことで!そう、アクシデント!」
慌てて繋いでいた手を離し、弁解をする。もう付き合っているのだから、手を繋ぐくらいいいのに。と思いながら、Aはふぅ、と息をつく。
「いきなり教室出るからびっくりしちゃった。久々に走ったし。…もしかして嫉妬してくれたの?」
嫉妬、という言葉にビクー!と肩が揺れ、背を向ける。
「この天才桜木が洋平に嫉妬?あり得ないですよ!ハッハ「じゃあなんでここまで連れ出したの?」
笑い声が止まる花道。本当はAも分かっていた。洋平と話してるときから花道が嫉妬してくれてることを。洋平と一緒で少しからかいたくなってしまった。
そんな自分に反省しつつ、いまだ向けられる大きな背中に抱きついた。
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作者名:銀色の侍 | 作成日時:2023年1月18日 3時