そんな日常 2

○らうーる ページ24

ラウ｢10代だから2人でって……｣



｢ラウールと一緒で嬉しい｣



ラウ｢人たらしだ｣



｢ねね、美味しいもの食べよ？｣



ラウ｢でもAちゃん明日福岡でしょ？しかも夕方収録あるって｣



｢ラウール、仕事しに来てるけど宮城だよ？牛タンだよ？｣




｢お土産も買わなきゃ｣





そう言うとラウールはいきなり黙って私をじっと見る。




……なんか、変だった？今の私




ラウ｢……ジャニーズ、辞めないよね？｣



｢え、なんで？｣



ラウ｢風の噂。……けど、デビューした途端なんて無責任だよ、SixTONESとしてデビューする以上魂売るって言ってたじゃん｣



……だから、SixTONESの邪魔になるかもしれないって思ってるんだけど





女の子が男専用のはずの事務所にいて、デビューして、そんなのおかしくない？





特例で、なんて言ってしまったら全てが通ってしまう。




ほんとに、それでいいものなの？




｢そんなつもりないけどなー？ほら、ブログ用の写真撮るよ！｣




ラウ｢……じゃあなんでずっと悲しそうな顔してるの？｣




｢ホームシックだよ｣



ラウ｢僕じゃ不満ですかー？｣




ラウールはとりあえず聞かないようにしてくれた。




そっと、手を繋がれたけれど、｢居なくならないで｣って言われてる気がして



本気で辞めるって覚悟決めた訳でもないのに、寂しくなった

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