そんな日常

○かわいい ページ21

まつむら してん



ご飯を食べていると、Aがじーっと見てくる。


今日……と言うより今は2人でご飯食べに来てるんだけど



松村｢……なに？｣



｢ううん。｣




何かが言いたいとかそういうことでは無いらしい。



｢北斗、ご飯食べてる時ちょー可愛いなって。赤ちゃんみたい。茶髪になった時も幼くて可愛かったけど。｣



松村｢はい？｣



俺的世界一可愛い女子に可愛いって言われてます。



｢ていうかSixTONESご飯食べてる時可愛すぎる、ご飯食べてなくても可愛いのに。｣



松村｢ファンじゃん｣



｢そーだよ、自称SixTONESの世界一のオタク！ていうか、ファンのみんなはこんなの見てたら好きにならないわけないよねって思っちゃう。｣



お前のうちわ持ってる人はお前の顔面にまずほれ、演技力、表現力、歌唱力、しなやかな女の子らしいダンスに惚れ、可愛げが足りない性格にノックアウトされてると思う。



とは言えず。



｢今なんか失礼なこと考えなかった？｣


松村｢もっと可愛くしてたら可愛いのになーって。｣


｢……ジャニーズにいて女の子女の子してたら嫌われるわ｣


松村｢それもそうか。まあ、俺はお前でよかったって思ってるけど。｣



ジャニーさんが、劇団でAを見つけた。


劇団が年功序列みたいなところがあって、実力は申し分ないのに上手く輝けないAをプロデュースしたいと思ってくれたジャニーさん。



松村｢……ほんと、かわいい。｣


｢え？なに？｣



松村｢なーんも。｣

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