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(先生達には私がオールマイトの養子って話通ってるよね…？多分…全然気にせずに話しかけちゃった)
教室に戻るとさっきよりは人も増えている。
出久くんはまだ来ていないみたいだけど…。何となく視線が集まる感じがして少し緊張する。勝己くんは…中学の時と変わらず机に足をかけて座ってて生徒会とかに入ってそうな眼鏡の男の子に怒られてる。
『あれ…』
何となく見覚えのある子が居て思わず目が止まる。
半分白髪、もう半分は赤髪の男の子。確か4歳位の時に一緒に雨宿りした事があるけど…
『焦凍くん…？』
「？ん…」
『覚えてるかな、工場で一緒に雨宿りした事あると思うんだけど…流石にちっちゃい時のことだから覚えてないか、突然ごめんね』
焦凍くんが此方を見ると顔の左上辺りに火傷のような痕があるのが見えてしまい一瞬だけ眉を顰める。初めて会った時には無かったからきっとあれから何かされたのかもしれない。
「…もしかして…Aか？」
『！そう！覚えててくれたんだ！うれしい！』
「…まあ…、…それなりに。…久しぶり、元気そうだな」
『うん！まさか高校入って会えると思わなかったけど…焦凍くんも大きくなったねえ、初めて会った時は私より小さかったもん』
「中学上がってから急に伸びたからな…」
声も男の子らしくなって、顔もなんとまあ女の子にモテそうな造りになっちゃって…。雰囲気も何となく涼しげというかクールというか、ファンがつきそうなイケメンさを醸し出してる。
「…Aは可愛くなったな」
『！へ…』
「ん…いや、綺麗になったって言った方が良いのか…？」
『！？ひぇ…そ、そそそうかな…あ、ありあと……』
この王子様は天然で御座います。
真っ赤になった顔を隠そうと両手で覆うと真横から爆発する音が聞こえてきた。
「…オイコラ。半分野郎…テメェ朝から口説き散らしてんじゃねぇぞ」
「？ 誰だお前…。…別に、何も散らしちゃいないし挨拶してただけだろ」
「あァ！？！」
朝のボディガードこと勝己くんが掌を爆発させながら私と焦凍くんの間に入って地獄の番犬が如く焦凍くんを威嚇している。そんな勝己くんを見てコイツなんでこんな怒ってんだと涼しい顔をしながら首を傾げる焦凍くん。顔を覆いつつちらりと指の隙間からクラスの子達を見ると注目の的にされていて本当に恥ずかしい。
誰か助けてください
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なさ(プロフ) - 夜月 零夜さん» コメントありがとうございます！まだまだ未熟者ですが頑張ります！！ (2020年2月11日 13時) (
レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
なさ(プロフ) - ありささん» ありがとうございます！とっても天然な主人公ちゃんですが気に入っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！頑張ります！ (2020年2月11日 13時) (レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
なさ(プロフ) - レーナさん» 返信昨日ある事に今更気付きましたすみません…！応援ありがとうございます！頑張ります！れんこん！ (2020年2月11日 13時) (レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 零夜 - 面白かったです！更新頑張ってください!! (2020年2月7日 16時) (レス) id: 3da7626fa3 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - すごく面白い！主人公ちゃんが可愛い！頑張ってください！ (2020年2月5日 23時) (レス) id: 171cb6aee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なさ | 作成日時：2020年1月29日 3時
