太鼓学園の日々その1 (ページ7)

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2話「百鬼の中学生時代」ページ7

そして3、4時間目も無事に過ぎ、給食の時間がやってきた。

月下：そういえば百鬼君、小学生の頃は「終焉の鬼」の通り名を持っていたっていうけど、中学生の頃については何もいってなかったよね。なんで。

百鬼：中学生の頃は俺より強い奴がウヨウヨいたからな。俺はあんまり目立とうとはしなかったしいつの間にか地味ポジションになっていたな。

真・画竜：強い奴ってどんなのがいたんだ。

画竜：兄ちゃん、口に物を入れて喋るのははしたないよ。

女子全員：うん。

風雲：なにかと画竜兄弟って弟の方がしっかりしてるよな。

真・画竜：うるさい。

百鬼：強い奴か。幽玄ノ乱とドンカマ2000って奴が印象に残ってたな。

黒船：ドンカマ2000は推察出来ないが幽玄ノ乱って確かに強そうな名前だな。

真・画竜：その2人はどっちが強いんだ。

黒船：(本当強さに拘るよなお前は。)

百鬼：３度くらい戦ってたけどいつも引き分けだったな。卒業の1週間前の休日に2時間ぶっ通しで戦って翌日の体育は筋肉痛で休んでた覚えがある。

夜桜：その2人は馬鹿なの。

百鬼：2人共キチガイや戦闘狂って訳でもなかったな。幽玄は学年トップの成績だったし、ドンカマは生徒会長だったし、多分まともな部類だな。

百花：2時間も戦っていられるのはまともじゃないと思うけど…。

真・画竜：どっちも強いってことか。

黒船：(いい加減強さからはなれろ。)

百鬼：もしかしたら奴ら、来るかもしれない。

真・画竜：なんでだ。

百鬼：奴ら向こうの頂点をとったから飽きたらしい。俺がこの高校に行くことを伝えたら、未開の地だしいって強い奴と戦いたいとか言ってたからだ。

黒船：そいつら来たらどうなるんだ。

百鬼：間違いなく頂点をとりに来る筈だ。

真・画竜：そいつらがいつ来ても良いようにこのクラスの頂点を楽しんぞおくか。

百鬼：なんだその俺に勝つこと前提の発言は。

真・画竜：当たり前だろ。俺は裏持ってるんだ。

百鬼：裏、か。

黒船、戦国、風雲、百鬼の4人はふと夜桜を見た。

夜桜：私がどうかした。

百鬼：別に。

黒船、戦国、風雲：うん。

真・画竜：夜桜は俺の女だからな。

百鬼：知ってるよ。

百花：もうこんな時間だよ。早く食べなきゃ。

画竜：本当だ。ヤバいな。

そしてなんとか全員が給食時間中に食べ終わった。