太鼓学園の日々その1 (ページ39)

今日:25 hit、昨日:0 hit、合計:9,120 hit

26話「傍らの雑談」ページ39

太鼓学園と達人学園は、A・Cブロックだったがそれぞれ勝ち上がり、新ルールのダブルスの準決勝も大差をつけて勝利した。

「ここからの実況はバチおこと風雲!バチお先生が務めさせていただきます。」

バチおが自己紹介をしている中、風雲、百鬼、夜桜は他愛のない会話をしていた。

「譜面は僕のほうが難しいんだけど。」

「きっと師匠っぽい曲名だから選ばれたのよ、風雲。」

「夜桜、そこを突っ込むのはやめようぜ。」

そして決勝前の自己紹介が始まった。

「まずは各選手自己紹介をお願いします。」

会場が静かになった中、8曲の選手が壇上に登った。

「俺はPurple Rose Fusion。双竜とペアを組んでいる。この6曲の中では転校生ではない唯一の曲だ。全力で相手をさせてもらおう。」

「俺は奴が言った通り紫薔薇とのペアだ。達人1曲目のこの俺、双竜ノ乱を討ちしものがいるか期待させてもらおう。」

「私は白鳥の湖～still a dackring～よ。こう見えてかなり太鼓上手いから。油断しないでね。」

「僕は白鳥さんとペアを組ませてもらっている練習曲op.10-4です。精一杯演奏させてもらいます。」

「1戦目の選手は自己紹介ありがとうございました。続いて2戦目の選手は自己紹介をお願いします。」

バチおがこの台詞を言い終えたとき、紫薔薇、双竜、白鳥、練習曲の4曲は後ろに下がり、入れ代わりに4曲が前へたった。

「我は≠MM。名の通り2000ではない。だが実力は2000に引けをとらない。我をうずかせる程の演奏を期待しているぞ。」

「僕はMMとペアを組んだ!!!カオスタイム!!!だよ。僕の実力、侮らない方が良いよ。」

「俺は弩蚊怒夏。自信の方は十分だ。全力で相手をしてもらおう。」

「僕はプチポチ。弩蚊君とペアを組んでいるよ。番犬のように力強く叩かせてもらうよ。」

その頃達人学園観客席は1節で出てこなかった曲が話していた。

「おい墓、相手の学園は面白い奴がいるみたいだぞ。」

「幻想、俺はクープランの墓なんだからクープランって呼んでくれよ。」

そんなやりとりをしているのは幻想即興曲とクープランの墓。そこにパヴァーヌと熊蜂が話しかけた。
「私達も会話に混ぜてくれない。」とパヴァーヌが聞くと、幻想と墓は快く了承してくれた。
「それで幻想、相手校の面白い奴って誰だ。」と墓が聞くと、幻想は目を輝かせて答えた。