・ ページ12
章大side
侯隆「…ほな行くで？…3…2…1…」
…ﾁｸｯ！
たっちょんの大事な所に注射針を刺す横山くん…。
思わず目を背けたくなる…こんなん痛いとかの次元ちゃうよ…っ…。
忠義「あ”ぁ”ｰ!!!…うぅ”ｯ!!!」
案の定針を刺した途端たっちょんは声にならない声で叫びながら、俺が口元に当てたタオルをｸﾞｯと噛み締める。
侯隆「お薬入れてくなぁ？」
……でもホンマに痛いんはここから…今から薬を投与してく…場所が場所だけに一気に入れられへんから少しずつ入れてくしないねん…時間にして１分てところ…。
忠義「○△※＄！！！」
言葉で表せない激痛、涙も鼻水も全部出てもうてて…っ…あまりの痛さに足も震え出す…。
章大「…っ…大丈夫大丈夫…ｯ!!!…」
俺はその小刻みに震える足を擦りながら声を掛け続けることしか出来ひんかった…。
侯隆「あと少しなー…」
忠義「い”ややぁ”ーー！！う”っー！！」
信五「たつ？深呼吸深呼吸…」
侯隆「…おっしゃ、ほな抜くな？…よいしょっ…」
薬を注入し終えた横山くんはゆっくり針を抜くと、優しくガーゼを当ててテープで固定した。
忠義「あぁ”〜！(涙)」
口元からタオルを退かしてやると、まるで小さい子どもみたいに大声で泣き喚くたっちょん…。
そんなたっちょんの頭を優しく撫で続ける信ちゃん…俺は涙や鼻水でぐっしゃぐしゃな顔をタオルで優しく拭いたる。
信五「偉かった…偉かったなぁ…っ…」
忠義「も”う、い”やぁー(涙)」
信五「おん、おん、嫌やね、分かっとるよ…っ…
１回落ち着こ、な？大丈夫大丈夫…」
忠義「あぁ”…ぅ”…(涙)」
少しして次第に落ち着きを取り戻してたっちょん…さて…
侯隆「たつ？…次はっ…おしり、な？」
忠義「うぅ”ー！！」
横ちょのその言葉を聞いた瞬間、また涙が込み上げてきて泣き出してしもた…っ…(焦)
章大「体制変えような…」
たっちょんの両膝を曲げて持ち上げたその体制で固定。
ほんまは内診台が１番やりやすいねんけどな…それはそれで負担になるもんな？…
忠義「嫌ぁ”ー！！！」
侯隆「まだ診るだけ、何もせんからね…」
って声をかけながら針を刺す場所を確認する横ちょ。
もう見てられへんわ俺…っ…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 161人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Yunn(プロフ) - ろろんさん» リクエストありがとうございます！詳しい設定などありましたらよろしくお願いいたします！ (6月18日 23時) (
レス) id: 7b0a1d18ce (このIDを非表示/違反報告)
ろろん(プロフ) - 息子が生まれた日のことを思い出すようなお話を書いてほしいです。 (6月18日 23時) (レス) id: 3b2986ddcf (このIDを非表示/違反報告)
ろろん(プロフ) - リクエストです！ (6月18日 23時) (レス) id: 3b2986ddcf (このIDを非表示/違反報告)
Yunn(プロフ) - くらりぃさん» かしこまりした。他に追加などありましたら遠慮なく言ってください☺️ (6月18日 22時) (レス) id: 7b0a1d18ce (このIDを非表示/違反報告)
くらりぃ(プロフ) - ありがとうございます！1つだけ入れて欲しいシーンがあるのですが、精神的に参ってしまって失禁してしまうというシーンを入れて欲しいです。よろしくお願いします。 (6月18日 22時) (レス) id: 1de785242e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Yunn | 作成日時：2023年5月28日 14時
