導尿トレーニング【まきさんリク】 ページ2
※このお話は、高校進学前のお話になります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
信五side
信五「…行きたいん？」
忠義「…おん。」
机の上には
”進路希望調査”
と書かれた1枚の手紙。
そこにはただ一言、”普通級”とだけ書かれていた。
別に俺は、学力とか私立だとかそんなんどうでもええねん。ただ今のたつにとって普通級に行くと言うんは、並大抵のことやないわけで…。
小中と支援級に通っていたたつが、いきなり普通級に通えるんか…やってコイツ、自分で導尿出来へんねん…。
信五「…たつ？普通級に行く言うことは、加配の先生もオトンも居らんねんで？自分で導尿せなアカン…出来るん？」
忠義「……分からんけど…」
信五「…明日ヨコにも相談してみよか。」
ということで、翌日、たつをつれて病院へやってきた。
・
・
・
侯隆「…普通級に通う条件としては１つ。
自分で導尿出来るようになること。」
俺らの話を聞いてヨコも、俺と同じことを言いよった。
忠義「……」
侯隆「出来ひんのやったら、たつの身体のことを考えても許可は出されへんよ？」
信五「俺としてはこの辺が…」
事前に調べといた特別支援学校のパンフレットを並べる。
侯隆「あー、ここは俺もオススメやなぁ。」
信五「今度見学行ってみよ思ってんねん。」
と、ヨコと２人で相談しとる横でたつは不機嫌そうな顔。
信五「…そら自己導尿は出来るようにはなってほしいけど、少しずつでええんやで？
…そもそも、何でたつは普通級にこだわるん？」
忠義「…俺は…普通がええ。」
侯隆「…。」
信五「…。」
たつの口から出た、”普通”という言葉…。
あまりそういう事を言う子ではないけど、心では思ってたんやろか…。
侯隆「…それやったら入院して、
トレーニング頑張ってみよか。出来るか？」
忠義「……ん。」
信五「…たつ…」
入院なんて絶対嫌がんのに…自分からするなんてよっぽどや。
今こそ、背中を押したらなアカン時やんな…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 161人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Yunn(プロフ) - ろろんさん» リクエストありがとうございます！詳しい設定などありましたらよろしくお願いいたします！ (6月18日 23時) (
レス) id: 7b0a1d18ce (このIDを非表示/違反報告)
ろろん(プロフ) - 息子が生まれた日のことを思い出すようなお話を書いてほしいです。 (6月18日 23時) (レス) id: 3b2986ddcf (このIDを非表示/違反報告)
ろろん(プロフ) - リクエストです！ (6月18日 23時) (レス) id: 3b2986ddcf (このIDを非表示/違反報告)
Yunn(プロフ) - くらりぃさん» かしこまりした。他に追加などありましたら遠慮なく言ってください☺️ (6月18日 22時) (レス) id: 7b0a1d18ce (このIDを非表示/違反報告)
くらりぃ(プロフ) - ありがとうございます！1つだけ入れて欲しいシーンがあるのですが、精神的に参ってしまって失禁してしまうというシーンを入れて欲しいです。よろしくお願いします。 (6月18日 22時) (レス) id: 1de785242e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Yunn | 作成日時：2023年5月28日 14時
