＃08 ページ10
天志side
午後からはリハーサル。
振付師「大倉！遅れてる！」
天志「…はいっ！」
振付師「ワンツースリー…またそこで大倉がズレるから、みんながズレるんだよ！？」
天志「…すみません、もう1回お願いします！…ごめんね…次は合わせる…。」
…頑張っても頑張っても、足にハンデのある僕はみんなよりワンテンポ遅れてしまう。
みんなは、「全然大丈夫！」「踊れてるから気にすんな。」って言ってくれるけど、足を引っ張ってしまっているのは間違いない…。
・
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天志「…はぁ……！？」
「ジュース、飲める？」
休憩になりスタジオの隅で落ち込んでいたら、急に首元に冷たい感覚が。驚いて振り向くと、勝利がジュースを差し出してくれていた。
天志「…ありがとう。」
勝利「気にすんな、ね？」
天志「……。」
僕より1つ歳上の勝利と僕は、共にwセンターを務めている。
デビュー当時はお互いを意識しすぎて気まずい関係になっていたこともあったけど、今では互いを認めつつ、切磋琢磨し合える良い関係なんだ。
勝利「…出来てるから、大丈夫だよ。」
隣にしゃがんだ勝利が、僕と同じ方向を見つめながらポツンと呟いた。
天志「……。」
…でも悔しくて、納得がいかずに黙っていると…
勝利「兄ちゃんを信じろよ〜(笑)」
って、頭をワシャワシャされた。
普段あまりそんなことを言わない勝利。勝利の優しさに甘えてもいい…のかな…。
天志「やめろって(笑)」
冗談半分で手を振り払うと、
勝利「やっと笑った(笑)」
って、勝利と目が合った。
天志「…ありがと、元気出た。」
勝利「…ふふっ(笑)」
恥ずかしそうに微笑んで向こうに行った勝利。やっぱり、勝利は僕のお兄ちゃんだ。
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ゆりゆり(プロフ) - おもち。さん» 初めまして、コメントありがとうございます😊そう言っていただけて嬉しいです！これからもよろしくお願いします😊 (2022年12月15日 6時) (
レス) id: 7b0a1d18ce (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - とってもすきなお話です😭これからもたのしみにしてます！ (2022年12月15日 0時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yunn | 作成日時：2022年11月28日 1時
