＃10 ページ12
天志side
難しいのは分かってる…普通じゃないのも分かってる…。
だけど、それでも僕は普通で居たくて、僕なりに努力してきたつもり….。
でもやっぱり…僕には無理なのかもしれない…。
ｶﾞﾁｬ
「やっぱり(苦笑)」
聞き慣れた声に、慌てて服の裾で涙を拭った。
「居残りするなら言ってよ〜、俺もやりたかったのに〜。」
そう喋りながら近づいてくる足音は僕の前で止まり、
天志「…聡。」
聡「呼んだ？」
ゆっくり顔をあげると目の前には、心配そうな、でも優しく微笑んで僕を見つめる聡が居た。
天志「…帰ったんやないん….。」
聡「だって俺、天志の考えてること分かるから！(笑)
というか、暇だったから(笑)」
僕たちは同い年で、プライベートでも仲が良い。
聡はどこまでも気遣いのできる、本当に優しい奴。
天志「…怖。」
でもその優しさを素直に受け止めるんが恥ずかしくて、
わざと冷静に言葉を返すと、
聡「何だよぉ〜(笑)」
それすらも優しく受け止めてくれる。
聡「ねぇ、お腹空いたしご飯行かない？」
天志「いや、もうちょっとやってく…」
聡「え、でも俺お腹すいてもたない！」
天志「いや、知らないし…」
聡「ね？ご飯行こ？行ってみたいとこがあるんだ！ね、お願いっ！」
天志「…分かったよ、ちょっと待ってて？」
聡「わーい、ありがとう！」
って、ニコって笑う聡。それも僕を元気づけるためなのに…ありがとね。
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ゆりゆり(プロフ) - おもち。さん» 初めまして、コメントありがとうございます😊そう言っていただけて嬉しいです！これからもよろしくお願いします😊 (2022年12月15日 6時) (
レス) id: 7b0a1d18ce (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - とってもすきなお話です😭これからもたのしみにしてます！ (2022年12月15日 0時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yunn | 作成日時：2022年11月28日 1時
