＃09 ページ11
天志side
トイレの帰り道、廊下を歩いていたらスタッフさんの話し声が聞こえて、盗み聞きするつもりは無かってんけど聞こえてしまった。
「なんかさ、SexyZoneって面白くないですよね。」
「あれも出来ません、これも出来ませんって、今時キラキラしてるだけじゃアイドル生きていけないって。」
「病気だか何だか知らないけど、可哀想って同情してもらいたいんですかね？」
「やっぱり無理なんですよ、普通じゃないから。」
天志「……。」
・
・
・
ガラッ
健人「あれ、天志まだいたんだ。」
リハーサル室に戻ると普段着に着替えた健人くんがいた。
天志「あ、うん…トイレ行ってて。この後も仕事？」
健人「そ、収録。」
天志「そっか…頑張って！」
健人「…天志はさ、あんま頑張り過ぎないで？」
僕の目線にかがんで健人くんはそう言った。
天志「…分かってる(笑)」
…上手く笑えてる…？
健人「…ん^^じゃ、また！」
ニコッと微笑むと、手をヒラヒラさせて出ていった。
天志「…ごめんね…僕はまだ頑張らないと…。」
幸い、この後もスタジオが空いていたので残って練習することにした。
みんなに迷惑をかける訳にはいかない。
左足に装具をつけ直し立ち上がった。
・
・
・
天志「ﾊｧ…ﾊｧ……」
ここのターンの時には、右足に全体重かけて勢いで回る…
ここのステップは、手を大きく動かして動きをカバー…
天志「……ッ……いっ！たい…」
バランスを崩してそのまま転倒。足が痺れて動けないや…。
天志「…ﾊｧ…もう…！もう！」
視界が涙で霞んでく。悔しくて左足を拳で叩いた。
痛い…痛い……感覚はあるのに…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆりゆり(プロフ) - おもち。さん» 初めまして、コメントありがとうございます😊そう言っていただけて嬉しいです！これからもよろしくお願いします😊 (2022年12月15日 6時) (
レス) id: 7b0a1d18ce (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - とってもすきなお話です😭これからもたのしみにしてます！ (2022年12月15日 0時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Yunn | 作成日時：2022年11月28日 1時
