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-side Iwamoto-
家宅捜索という名目でアンジェルスの事務所という名のアジトに押しかけ、意識のないラウールを最初に見つけたのは俺だった。
少し前から仕事中のコンタクトが取りやすいようにと導入した骨伝導のBluetoothのヘッドセットで7人に場所を伝えれば、隣の部屋を探していたふっかが飛んできた。
拘束を外した後のことは任せ、襲ってくるアンジェルスの奴らを殺さない程度に相手をしながら翔太を探す。
しかし、阿部の指示を受けながら6人で地下を含めて7階建てのすべての部屋を探してもどこにもいない。
応援に来た二課にその場にいた入信者達の身柄を引き継いで、俺と舘さんと佐久間で静かになった建物からその居場所の手がかりになりそうな資料を押収していく。
他の3人はラウールの保護をするために先に家へ戻った。
sk「そもそも翔太がアンジェルス以外の奴らに攫われた可能性ってないのかな。
そしたらここに居ないのも納得じゃない？」
見つけたものを阿部に報告して必要不必要の確認を取りながらを段ボールに詰め込んでいたら、飽き始めた佐久間が口を開く。
iw「可能性はあるけど、だからと言ってその『他の奴ら』の目星はないわけだから。こういう所からきっかけを掴むしかないんじゃねぇ？」
ab《あとは、身柄を拘束した入信者達の事情聴取で何か出てくることを祈るばかりだね。翔太が居なくなったのはラウールが時間を止めていた時だったから、目撃情報とかも出てこないだろうし。》
用意していた箱が満杯になったことで、家宅捜索は一度終了。
資料をそれぞれ家へ持ち帰る頃には康二によって怪我が治っただろうラウールがダイニングテーブルでスープを飲みながらふっか達と話をしていた。
fk「おー、おかえり。今ちょうど自己紹介してたところ。箱その辺においてちょっと来て〜」
ラウールの正面に座っていたふっかが俺らに声を掛けると、荷物を地面へ置かず隣に居た俺に押し付けた佐久間が小型犬よろしく見えない尻尾を振りながらそちらへ小走りで駆け寄る。
一瞬イラっとはしたけれど相手は佐久間だしと許してしまう自分も自分だ。
sk「はいはーい！自己紹介しまーす！アニメオタク兼声優の、佐久間大介でーす！
向かって右が舘様でー」
dt「宮舘涼太です。よろしく。」
sk「でー、こっちのマッチョがー、」
ru「・・・照、くん？」
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柊(プロフ) - コメント失礼致します。端的に言って、このお話が大好きです。最後まで来て一年以上前から更新されていないことを知り、「ふっ、、ふっか！？！？」と、今後の展開にパニックになりました。気長に待ちますので、更新を期待しても宜しいでしょうか。 (2022年9月1日 22時) (
レス) @page41 id: 27767aadd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗絢
| 作成日時：2021年1月11日 22時
