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＜開祖は言います。
我々が自由に生きる唯一の方法はこの世界を一元化することだと。
そのために我々は時空を操る〔悪魔〕との聖戦に勝利しなければならない。＞
HPにデカデカと書かれたコピーの下には明朝体で綴られた偉く長い文章が並び、その下には集会日程と活動場所が書かれている。
ab「組織名はラテン語で『天使』って意味。ここの信者が選ばれし天使として裏世界を創造する悪魔から裏世界でしか生きられない人々を救おうってのが由来してるみたい。
色んな人が裏世界で生きている事情を全部無視して、闇市に対しての過激派が人々を救うために〔悪魔〕を滅亡させて楽園を創りましょうって言って自身の言動を正当化してるに過ぎないんだけどさ。」
dt「未成年相手にいい大人が何してるんだろうね…」
ab「しかも闇市崩壊後にこの組織は出来てるから、なんというか、表世界と裏世界の関係をいいように使ってるなぁってのが率直な感想だよ。
とにかくこのアンジェルスを摘発して行動を抑え込まない限りはラウールは狙われ続けると思うから、ソタイと協力してこの事件は収束させるように動きます。」
半ば呆れ気味の阿部ちゃんに、お願いします、と俺らが頭を下げて、今後のことはお願いするとしてあっけなく事件解決、、
＿＿すると、思ってた。
＊
mm「てか何で俺がしょっぴーの買い物に付き合わされてるんすか」
会議が終了して数時間後、俺はめめを連れて新宿のショッピングモールを訪れていた。
nb「前相談してきた化粧水と日焼け止め買ってやろうと思って。
俺が勝手に選んだら合わなくて肌荒れ起こした〜とかなったら最悪じゃん」
mm「え、奢ってくれんの？」
nb「今回だけな」
そう言ってやれば隣のイケメンはやったと顔を綻ばせて喜ぶ。
芸能人でありながらロクに変装もしないから、すれ違う女子高生や男子大学生からきゃーきゃー騒がれているのは俺にとって迷惑だけど「お友達？もイケメン」なんて聞こえてくるから悪い気はしない。
一度JRの改札を出て路上を歩き、デパコス店舗が数多く入る店へと向かう。
後ろから悲鳴が聞こえたのは横断歩道を渡ろうとした直後だった。
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柊(プロフ) - コメント失礼致します。端的に言って、このお話が大好きです。最後まで来て一年以上前から更新されていないことを知り、「ふっ、、ふっか！？！？」と、今後の展開にパニックになりました。気長に待ちますので、更新を期待しても宜しいでしょうか。 (2022年9月1日 22時) (
レス) @page41 id: 27767aadd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗絢
| 作成日時：2021年1月11日 22時
