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「いや、マジで目黒が帰っていった後の康二くんの大演説は感動したよ。
国民全員が聞くべきだね」
mm「そんなに凄かったんだ」
「自分も能力者なだけあって、説得力満点だったなぁ。
今まで色んな能力者見て来たけどあそこまで主張できる人は初めて見たかも」
mm「えっ、康二も能力者なの！？」
「嘘でしょ、知らなかったの！？」
AHAHA！店内に響き渡る声で笑うのは突然サシ飲みに誘ってきたモデルの先輩ジェシーくん。
今となっては別々の雑誌で活躍しているけれど、かつては俺が今もいる雑誌モデル仲間としてずっと背中を見てきた憧れの存在だ。
「康二くんは康二くんで能力絡みで色々あったの知ってるから俺まで胸打たれちゃった」
エセだと分かる関西弁でジェシーくんが話し始めたのは、きっと康二が言っただろうその言葉。
『能力者やってなりたくてなったんとちゃう！！
それなのに「普通やない」って一方的な理由で嫌われたって改善するなんてことも出来ひんの！！！
ノーマルと同じように暮らせる！全員が全員能力者やからって悪さするわけやない！！
能力やってただの個性。
もっと…もっと、１人１人と向き合って、噂を頼りにせんでもっと自分の目で相手の内面見てみたらどうやの・・・・
せや、めめが能力者やからって皆さんが毛嫌いするんやったら俺も能力者なんでここで働くん辞めます。
俺のは治癒能力やからどう使ったって皆さんに害を与えることはないけど、何の能力持ってるかで人を判断するような人達とはもうやってけません。
今までお世話になりました！
あ、今日までのお給料はしっかりいただきますんで忘れないでくださいね！！』
しっかりオチまでつけてしまう所まで抜かりなくてさすがだなと笑ってしまうけれど、ここまで俺のことを庇ってくれる人がいるのは素直に嬉しくて、どこか照れくさくて。
「手放すんじゃねぇぞ、大事な仲間のこと」
mm「っえ、社長…？」
「ジェシーから誘われたから来ちゃった。あ、樹いつもの1つ」
突然聞こえた声のする方に顔を上げれば、スタジオで会った時と同じ格好の社長。
失礼、と俺らの座るテーブル席の開いていたスペースに腰かける姿はモデルさながらだ。
「斗真くーん、斗真くんのいつものってなんでしたっけー？」
カウンターの奥から聞こえてきた樹くんの声に全てを持っていかれたが。
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紗絢(プロフ) - 葉月さん» 葉月さん再びコメントありがとうございます！本Episodeも楽しんでいただけますよう頑張ります(^^) (2021年1月16日 22時) (
レス) id: 76dfa23ffd (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 移行おめでとうございます！これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2021年1月15日 22時) (レス) id: 5fa35a3299 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗絢
| 作成日時：2021年1月15日 18時
