・ ページ15
・
報道があったとしても今日も仕事が続くわけで、気の重い状態のまま家に帰り撮影に向けての準備を進める。
鏡に映る自分の瞳に異変はないけれどカラーコンタクトに手を伸ばした。
普段となんら変わりない見た目であると確認して家を出た。
kj「阿部ちゃん曰く、逮捕される前に記事をタレこんどったんやないかって。
第九係を代表して謝らせてもらうわ。ほんまにごめん、週刊誌はノーマークやった。」
スタジオについて早々、準備中の康二が俺を見つけるなり駆け寄ってきて頭を下げてきた。
送ってくれたしょっぴーに愚痴のように話したのがどうやらあの家で広まったらしい。
mm「大丈夫だよ、康二たちは悪くない。
＿＿＿悪いのは能力者なのにこの仕事を選んだ俺だから」
kj「そんなこと言わんといてや・・・」
mm「心配かけてごめん。撮影よろしくね」
〈めめは悪いことしとらんのに何でこんなに苦しまなあかんの・・・〉
勝手に聲を聞いても味方でいようとしてくれる康二は優しい。
〈目黒さん能力者だったのよね、怖いな…〉
ヘアメイクさんも、
〈心の声読まれるとか嫌すぎるんだけど〉
ADさんも、
〈能力者だって分かってたらスカウトしなかったのに〉
・・・マネージャーも。
みんな、能力者だと分かった瞬間に離れていく。
稀に今朝の週刊誌のやつって嘘ですよね？なんて聞いてくる強者もいたりするものの、否定できずに笑ってごまかそうとすれば直ちに顔が引きつる。
今までお世話になってるスタッフでもこれなんだから、SNSでは大炎上してるんだろうななんてどこか他人事のように考えている自分が居た。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1458人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗絢(プロフ) - 葉月さん» 葉月さん再びコメントありがとうございます！本Episodeも楽しんでいただけますよう頑張ります(^^) (2021年1月16日 22時) (
レス) id: 76dfa23ffd (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 移行おめでとうございます！これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2021年1月15日 22時) (レス) id: 5fa35a3299 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紗絢
| 作成日時：2021年1月15日 18時
