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脅迫文に書かれていたリミットを明日に控えた日曜日、ふっかさんから脅迫文の犯人を逮捕したとの連絡を受けた。
詳しく話を聞きたいと言えば第九係の捜査室まで来ればと返され、岩本くんが車で迎えに来てくれることになって。
電車だと乗り継ぎが面倒だけど車道を用いれば比較的近い所に住んでいたらしい。
fk「阿部ちゃんから容疑者候補の話は聞いてるだろうからもう犯人が誰かから話すね」
ふっかさんの口から上がった名前は、前に阿部ちゃんが一番怪しいと言っていた彼だった。
どうやら彼の高校時代の先輩が俺の一個下だったらしく、近況報告として仕事の話をした際に話題になったのだという。
fk「能力者にはあまりいい感情が無かったみたいで、めめが表世界で活躍してるのが気に食わなかったんだと。
ただそこに殺人意欲はなかったみたいだからその辺は安心して。」
mm「え、じゃあ事件解決…？」
そうだね、
ふっかさんの相槌と阿部ちゃんの微笑みに、康二が肩を組んできた。
kj「これで明日以降も普通に仕事出来るな！」
mm「本当にありがとうございます」
肩の荷が下りて心の底から安堵すれば、周りにいた7人は温かく見守ってくれていた。
＊
その日の晩御飯は小さなパーティーみたいになって、家に帰ることになったのは仮眠をとってアルコールの抜けた翌朝。
マネージャーからの電話に起こされて夢うつつながらもスマホを耳に当てる。
《朝早くに連絡してごめんね、もしかして今起きた？》
mm「そうっすね、これで完全に起こされました」
《じゃあまだSNSは見てない？》
mm「え？」
落ち着いて聞いてね、
その口癖はいいことにしろ悪いことにしろ重大な何かを言うときの口癖だ。
《週刊誌に目黒のネタが抜かれてる。能力者なんじゃないかって》
mm「う、そ・・・」
《記事自体は「芸能関係者」って名乗る人物からのタレコミって話になってるし事実確認もないから「疑惑」って扱いではある。
俺も目黒からそんなこと聞いてないから嘘だと信じたいけど》
事実確認だけさせて、
マネージャーの話は聞こえてるけど頭には入って来ない。
衝動的に否定したくなるが嘘、ではないわけで。
mm「本当、です。」
《そうか、教えてくれてありがとう。週刊誌の対応はこっちでする》
少し間の空いた返事を最後に通話が終了した音が聞こえて、スマホを持った手から力が抜けた。
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紗絢(プロフ) - 葉月さん» 葉月さん再びコメントありがとうございます！本Episodeも楽しんでいただけますよう頑張ります(^^) (2021年1月16日 22時) (
レス) id: 76dfa23ffd (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 移行おめでとうございます！これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2021年1月15日 22時) (レス) id: 5fa35a3299 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗絢
| 作成日時：2021年1月15日 18時
