・ ページ3
・
fk「で、今回託されたのはこれ。
行方不明の能力者を探してほしいってのなんだけど」
リビング兼捜査会議室では、6人揃ったからとミーティングが開かれる。
ふっかが説明し始めたのは次の案件について。
既に能力者って分かってるなんて珍しい、俺が考えていたことがそのまま翔太の口から発されると阿部ちゃんが相槌を打った。
fk「捜索依頼人は捜索人から自分が能力者だって聞いていたらしいんだ。
捜索人は向井康二、26歳。職業フリーカメラマン。
先週の金曜日から職場に現れず連絡も取れていない。
同僚が自宅を訪れても応答がなく、管理人が部屋の鍵を開けても不在だったため警察に通報、捜索願が出された」
カチッ、とマウスを操作する音で切り替わった画面に現れたのは一人の男性。
髪型はほんのり茶色のマッシュ、鼻が特徴的だ。
fk「依頼人曰く、今は似たような髪型だけどアッシュグレーだとか。」
なんて説明する傍ら、その顔に見覚えがあり、あ、と声が漏れる。
fk「佐久間知り合い？」
sk「いや、知り合いじゃないんだけど。照、この人だよね。さっき見たのって」
iw「そうだね。ふっか、彼の能力って何か分かる？」
fk「確か治癒能力、って言ってたかな。」
sk「え、もう決まりじゃん」
nb「待って、佐久間と照は何の話してんの？」
翔太が訳が分からないと頭を抱えたから、ミーティング前に見つけた動画の存在を説明して、スクリーンに映す。
ab「髪色はアッシュグレー、マッシュ、カメラブランドのロゴが入った鞄…確かに特徴は一致してるね。
これいつの動画か分かる？」
sk「えっとね…、先週の木曜みたい」
fk「てことは居なくなる前日だ。もしかしたらこの動画が関係しててもおかしくない。
事故発生時の状況とコメント欄にあった『ノードクター』、彼自身について詳しく調べてみよう。
失踪から一週間経ってる。事件に巻き込まれてたら命の危機もある。急ぐよ！」
分担してふっかと照が警視庁で情報収集、阿部ちゃんと俺がインターネット上の捜索、
そして涼太と翔太は＿＿＿
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1947人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紗絢
| 作成日時：2020年11月2日 17時
