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＿＿＿第九係の存在を知っているのは警視庁の中でもごくわずかな人間だけ。
この規則は俺たちの警察人生も大きく変えることになった。
第九係に異動になるにあたり、俺らは名目上「左遷」扱いを受けることとなる。
キャリア組でエリート街道まっしぐらと言われていた俺は特に周りからは何をやらかしたのだと囁かれることがあった。
俺でさえ悪い噂がたつのだから、ノンキャリア組で実力だけでのし上がってきたふっかに対して浴びせられる言葉は相当酷いものだった。
しかし、実際は昇進しているらしい。
その証拠に俺が新しく渡された警察手帳に記載されているのは「警視正」の文字。
正直キャリア組と呼ばれていたとはいえ、昇進には興味が無かったからあまり喜びはない。
こんなこと他のキャリア組に言ったらだいぶ文句を言われそうだが。
長くなったが以上の様々な理由から新たに第九係へ任命されたのはたったの2人だけ。
上層部から降りてくる事件や案件をこなせるのであれば、後の仲間は警視庁からなり警官以外の人間なり好きなように加入させてくれて構わないと言われた。
これが「普通ではない」者を取り締まる「普通ではない」部署の独特なルールの代表例。
5人でこの部署を担っていた先輩方の代も、俺の尊敬する先輩以外の4人は警官出身ではないという。
ましてや、世間で名を馳せるトップモデルもこの部署で仕事をしていたというから驚くしかなかった。
どうやら警官だった先輩の弟さんだったからという理由で手伝っていたらしい。
fk「俺たちの同僚でしょ〜？やっぱり能力者を集めるのが手っ取り早いのかな」
ab「そんな気がするな。能力者犯罪を取り締まるときに助かるのは能力者が味方にいることだしね」
fk「俺らノーマルに能力者の取り締まり任せんなっつーのー！てか能力者ってどうやって見つけるのー！」
回転式の丸椅子に座りクルクルと回りながら既に降参ムードのふっか。
第九係の係長にあたるふっかは能力を持たないノーマルだし、能力についての知識は皆無だと言っていた。
ab「じゃあさ、ちょうどいい案件来てるしこの人達にアタックしてみる？」
俺は先輩から引き継いだ案件の捜査資料をふっかに渡した。
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藤菜(プロフ) - あべさく最高！♪ヽ(*´∀｀)ﾉ (2020年9月29日 22時) (
レス) id: f78a68b7f1 (このIDを非表示/違反報告)
紗絢(プロフ) - るむぽさん» るむぽさん、コメントとご指摘ありがとうございます！誤変換については私も読み直した際に気づきましたので本日の投稿時に訂正させていただきました。読みづらくしてしまい申し訳ありません。ぜひ今後もSIT-9をよろしくお願いいたします(^^) (2020年9月25日 21時) (レス) id: 76dfa23ffd (このIDを非表示/違反報告)
紗絢(プロフ) - 藤菜さん» 藤菜さん初めまして！コメントありがとうございます。褒めていただきとても嬉しいです！Episode2はあべさくメインで書き進めているので章末、そして今後もお付き合いいただけたら幸いです(^^) (2020年9月25日 20時) (レス) id: 76dfa23ffd (このIDを非表示/違反報告)
るむぽ(プロフ) - とても素敵な作品でつい読みいってしまいました^^ところで37ﾍﾟｰｼﾞ？のところが「形態」となっていますが「携帯」ではないでしょうか？わざとでしたらすみません。更新頑張ってください。応援しています^^ (2020年9月25日 18時) (レス) id: c44f20117a (このIDを非表示/違反報告)
藤菜(プロフ) - 初めまして！佐久間大好き！あべさくコンビも大好きです！この小説とても面白いですね！頑張ってください！応援してます！ (2020年9月24日 17時) (レス) id: f78a68b7f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗絢
| 作成日時：2020年9月10日 18時
