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『だっちゃん!それは聞いてない!だめ!!無理!』
『共演NGって言ったじゃないですか…』


必死にだっちゃんに訴えるけど、全然受け入れられることは無く、話は続いていく。


「まだまだ新人なんだから、NGなんて言ってらんないよ?お仕事無くなっちゃうよ?」



うう…分かってます。分かってるんです。有難いお仕事を頂いているってことはほんっとに分かってるんです…
でもでも私が大大大好きなSnowManさんと共演って。いやいや向こうは絶対に私の存在なんて知らないと思いますけどね?
目合っただけで絶対に好きになっちゃう


とか言いつつ、スノさんと共演できるお仕事を頂けた事実にちょっとだけだっちゃんに感謝する自分がいる。



「大丈夫。接点なんて無いよ?Aちゃんが歌ってる時はSnowManさんはメンバー同士で話してるかもしれないし聞いてないかもよ(笑)」




『いやそうかもしれないけど、酷すぎます(笑)』





笑いながら少し毒を吐くだっちゃんが今では少しだけ有難かったりする




別に、共演することはほんとに嬉しいことなんだけど、自分の自我が低すぎて軽率に顔に出してしまいそうで怖くて心配。


今ここでジャニヲタだってバレたら、SnowManさんにも同じファンであるジャニヲタさんにも嫌われてしまうかもしれない…!そういう目的でこの世界に入ったんじゃないかって思われてしまうかもしれない…って少し深深と考えてしまうから共演はなるべくしたくなかった。




でも私はまだまだ新人アーティスト。



私が気にしすぎてるだけだとは思うんだけどね




『やっばい緊張してきた…』




「あはは(笑)今から緊張してんの(笑)頑張れ頑張れ」




Mステってだけで緊張するのに…まさかの展開に緊張しないわけが無い。



頭ではSnowManさんのことなんて考えずに、って思ってるけどやっぱり好きだもん。考えちゃうよね。ファンだもん!仕方ないよね



「プロ意識高めてこ?」




『はい…』




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作者名:えふたろ | 作成日時:2021年4月2日 1時

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