Crystal World (ページ15)

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ラウール・こーじのお話ページ15

阿部side
　
　…俺が知らない間に、そんなことがあったなんて…。
「もしかして、能力ってやつで俺の心とか読んでたの〜！？？！」
　佐久間がそういうと、明らかにふっかが動揺した。
「え、そうだったのー！？」
「だってぇ、絶対俺のこと疑ってたし、、あの様子じゃ。」
……多分、図星だね(笑)
「そいえば、ラウとこーじはなんでここにいるんでやんすか？」
たしかに。佐久間の言う通りだ。
「え、聞いちゃう？」「「もちろん」」
「じゃあ、はなすね。」

先にここにきたのはラウールだった。さっきはストーカーに追いかけられてって言ったけど、ほんとは、

　異形に親を殺されて、追いかけられて、偶然ここに辿り着いたらしい。

　その時のラウは、「たすけて、、！！」って叫んでて、その時には俺の心を読む能力も開花してたから、すぐに本当だって気づいた。それが、異形が関係していることも。しかも、驚いたことに、生まれた頃から能力を持っていたらしい。すぐに、親の敵討ちの意味も込めて、入るように誘った。最初は悩んでたラウだけど、「よろしくお願いします。」って言ってくれたよ。

あと、こーじか。こーじはなかなか衝撃的だったよ(笑)
なんせ、最初が
　
　敵としてだったからね。