Crystal World (ページ13)

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・ページ13

そうして、俺たちはだんだんと、地球に住んでいた時の記憶を、取り戻していった。そして、それと同時に、異形という存在を、陰ながら調べていった。でも、実際に会う事はなかったんだ。しかし……
その時は突然やってきた。照と水族館に行った時のことだった。突然たくさんの人の悲鳴が聞こえてきて、その悲鳴がした方に行くと、大きなぬいぐるみ…そう、本で読んでいた通りの形をした異形がいた。俺は鳥肌が立った。やはり、本で読んでいたのと実際に見るのでは違った。そんなことを考えていたから、反応が遅れてしまった。

照が異形に襲われた。

一瞬の出来事だった。照自身も、何が起きたのかわからなかったようだ。このままでは、照が

『死んでしまう』。

俺は
「照ーーー！！！！」
叫んでいた。すると。
ﾊﾟｱｱｱｱｱｱｱッ
俺の目の前が、紫色に光った。
『ポイズンショット』‼︎
俺が放った毒の球は異形に当たり、照が解放された。
「ふっか！ありがとう…。」
「大丈夫‼︎」
異形はまだ動けるようだ。すると、照が。
『目を黄金に光らせて』こう叫んだ。
『サンダーインパクト』‼︎
異形はあっという間に灰となった。

俺らは、能力を使えるようになっていた。この力を使って俺らは異形を倒すようになっていった。