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……あ、いた。
教室の角で上着を被って丸くなってる阿部発見。
「阿部？どうした？」
「ひかるぅ」
泣きそうな声の阿部。
思わずバッと上着を取ると、なんともまぁ、え っちぃメイドさん。
髪は地毛らしく髪型もあまり変わらないから阿部だとは分かるけど、女の子感全開でとにかくヤバい。
俺のスーツはそういうことか。
「おかしいなとは思ったんだけど、着てみたら、こんな……」
うるうると俺を見上げる阿部。
いや、これはさ……
「阿部？どうした？」
「あべちゃん？」
ゾロゾロと覗きに来た4人も、阿部を見て言葉を失った。
俺たちの様子を見た阿部は、1つ深呼吸をすると、スっと立ち上がった。
……これダメ、スカート短すぎ。
てかこいつなんでこんなに足綺麗なの？
「……やっぱり似合わないよね。
よし！ここはいっそ振り切って……！！」
「「ダメ！！」」
「はぃ？」
5人見事に揃った声。
頑張ろっ！と両手をグーにして気合いを入れる阿部を全員で止める。
キョトンとしてる阿部は可愛いけど、そんなことを言っている場合じゃない。
「照、あべちゃんとペアでランウェイだよね？」
俺が佐久間の問いに頷くと、ふっかは阿部の頭を優しく撫でた。
「いい？絶対に照から離れないでね？」
「？」
どうして自分では可愛さに気がつけないんだ。
まだまだはてなマークを浮かべる阿部。
「ステージ裏では俺もいるから。
翔太とふっかと佐久間も俺たちが一緒にいられない間とかあったら傍にいて」
舘さんが真面目な顔でそう言うと、一斉に頷く3人。
「ねぇ、なんでみんなそんなに心配してるの？」
純粋すぎる目を向ける阿部にみんな頭を抱えていると、舘さんが阿部に微笑んだ。
「阿部は俺たちの姫だから」
「んな！？」
真っ赤になった阿部はやっぱり可愛くて、出来れば直ぐに制服に着替えさせたくなった。
この後鉄壁のガードと連携プレーで阿部を守りきった俺たちは、
学祭が終わっても言い寄ろうとする奴らから阿部を守る仕事に明け暮れたのだった。
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葡萄 - 海に舞うの話のドライブデートする照と亮平みたいです (2022年5月19日 21時) (
レス) id: 4aa1a069b6 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄 - 照とデート見たいです！ (2022年5月16日 21時) (レス) id: 4aa1a069b6 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄 - 続きみたいです！ (2022年3月4日 7時) (レス) @page23 id: 6516ae5303 (このIDを非表示/違反報告)
airi(プロフ) - 完結ってなってますが、もう投稿はされないんでしょうか？ (2021年8月10日 4時) (レス) id: 496098c2f3 (このIDを非表示/違反報告)
名岡颯貴(プロフ) - なさん» リクエストありがとうございます！初めての夜……裏は技術的に書けないですが、なるべくやってみますね！泣きながらとか嬉しすぎます！ありがとうございます！頑張りますね！ (2021年3月21日 12時) (レス) id: 9fd7fb69f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名岡颯貴
| 作成日時：2021年1月30日 22時
