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翔太の車に乗り込んで『桜』へ向かう。
お店の前で待っていた涼太も乗り込んでシェアハウスへ戻る。
……見たくなくても見えるよね。
涼太の手にも持たれた大きな紙袋。
翔太の紙袋の倍のサイズ一つってことはさ、同じ量じゃん。
俺も例年は貰ってたけど、今日が休日なおかげで生徒からはゼロ。
うちの学校の女性の先生たちはみんな既婚者だから総じてゼロ。
毎年対応が大変だからラッキーぐらいに思ってたんだけど、みんなは逆に増えるよね。
休日はお店にも行きやすいか。
吐きたくなるため息を飲み込んだ。
「ただいまぁ」
玄関でそう言えば駆け寄ってくる足音が二つ。
「あべちゃーん！涼太と翔太もおかえりっ！」
佐久間。
「亮平くん、舘さん、しょっぴー！
おかえりなさい！」
ラウ。
嬉しいなぁ、なんて思いながら靴を確認すると、もうみんな帰ってきているようだった。
二人の視線は俺の手元にちらりと向くと、嬉しそうに笑った。
「康二くんとめめがご飯作ってくれたから、早く食べよ！」
ラウに手を引かれてカレーのいい匂いがするリビングへ。
とりあえず荷物を置こうとソファに行くとこれでもかとチョコの山。
でっかい紙袋が1、2、3……17袋？
6人でこれとか、どういうこと？
「……すごい量だね(笑)これ、どれが誰のか分かるの？」
一瞬固まった俺に気がついたふっかがこっちに来たから至って普通を装って聞いてみる。
「ざっくり分けてこっちから年齢順かな。
一応分かるようにはしてる。
舘さんと翔太も置いときな。手洗っといで、ご飯にしよ」
腕を伸ばして俺の頭を撫でたふっかはそう言って俺の体の向きを変えた。
みんなは俺のなのに。
そんなことを思わなくもないけど、黙っておこう。
三人で手を洗ってご飯を食べる。
今日のカレーの具は蓮と康二で切ったらしく、どっちがどれを切ったかわかりやすかった。
「形歪なやつも味は変わらへんからな！」
「うっ、亮平、ごめん……」
本当に美味しかったから全然OKだと思う。
「大丈夫！すっごく美味しいよ！ありがとう」
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葡萄 - 海に舞うの話のドライブデートする照と亮平みたいです (2022年5月19日 21時) (
レス) id: 4aa1a069b6 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄 - 照とデート見たいです！ (2022年5月16日 21時) (レス) id: 4aa1a069b6 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄 - 続きみたいです！ (2022年3月4日 7時) (レス) @page23 id: 6516ae5303 (このIDを非表示/違反報告)
airi(プロフ) - 完結ってなってますが、もう投稿はされないんでしょうか？ (2021年8月10日 4時) (レス) id: 496098c2f3 (このIDを非表示/違反報告)
名岡颯貴(プロフ) - なさん» リクエストありがとうございます！初めての夜……裏は技術的に書けないですが、なるべくやってみますね！泣きながらとか嬉しすぎます！ありがとうございます！頑張りますね！ (2021年3月21日 12時) (レス) id: 9fd7fb69f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名岡颯貴
| 作成日時：2021年1月30日 22時
