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湯船に二人でゆったりと浸かる。
ふっかは阿部ちゃんと二人で入る気満々だったんじゃないかってぐらい広いから、ラウールと目黒でも余裕で入れる。
「ねーぇ、阿部ちゃん」
「んー？」
「なんで照と一応俺？以外とお風呂一緒に入んないの？
前はよく入ってたじゃん」
分かりやすくビクッとした阿部ちゃん。
ソロっと距離を詰めると、お風呂の火照りじゃごまかせないほど赤くなる。
「えー、そ、そうかなぁ」
誤魔化そうとしてるみたいだけど、目が泳いでるからね？
「そうだよ。翔太も目黒もふっかも、みーんなしょげてたよ？」
特にしょげてた3Bの名前を出すと、罪悪感はあるのか肩を竦めた。
「佐久間さん絶対怒んないからさ、言ってみ？」
キュッと手を握ると阿部ちゃんは遠慮がちに振り向いた。
「あのね、みんなとさ、恋人になったじゃん？
恋人って意識したらさ、その〜」
「恥ずかしくなっちゃった？」
阿部ちゃんはこくり、と控えめに頷いた。
「照とか佐久間はさ、筋トレのとき上脱いでたりするじゃん。
だから何となく大丈夫なんだけど、他の人ってなるとさ……見慣れないよね。
それに自分の体見られるのも恥ずかしいしさ」
一緒に入りたいとは俺も思うんだけどなぁ、
と困ったように笑う。
なんとかしてあげたいな。
阿部ちゃんのためにも、みんなのためにも。
ま、こういう時はみんなに話すのが1番かな。
頼りがいのある人ばっかだし、阿部ちゃんのためになんないことは絶対しない人たちしかいないから。
「佐久間さんがどうにかしよう！」
「え〜、大丈夫？」
心配そうな顔してるから、ほっぺをムニっとつまんでやった。
「佐久間さん、阿部ちゃんのためならなんでも出来ちゃうの！
だから、任せなさい！」
「ふははっ、うん。よろしくね」
やっと笑ってくれた阿部ちゃんの頭をくしゃくしゃに撫で回す。
逆上せそうな阿部ちゃんを先に上がらせる。
多分翔太に捕まって化粧水塗られてから目黒に捕まって頭を乾かしてもらうんだろう。
ここんとこ毎日それだもん。
俺も冷水のシャワーを浴びてから時間差でお風呂から出た。
部屋のドライヤーを手に取ってスイッチに手をかけたところでふと思いとどまる。
……今日は照に乾かしてもらお。
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名岡颯貴(プロフ) - べーやさん» リクエストありがとうございます！そして、応援ありがとうございます！事件について、そろそろ書きどきですかね。承知しました！ (2021年1月14日 22時) (
レス) id: 9fd7fb69f1 (このIDを非表示/違反報告)
べーや(プロフ) - はじめまして！緑受けが大好きで、本当に楽しく見させていただいてます！リクエストなのですが、SECONDの、想いの果てにというタイトルのところで、阿部ちゃんが1人で寝れない、というのがあったと思うのですが、その事件について1話作って欲しいです！応援してます！ (2021年1月14日 22時) (レス) id: e9d252fca2 (このIDを非表示/違反報告)
名岡颯貴(プロフ) - tさん» リクエストありがとうございます！のえあべからのいわなべ彼氏組ですね！了解です！胸きゅんしていただけているのですか！！その言葉、とても嬉しいです！ありがとうございます！これからも頑張れます！！ (2021年1月8日 17時) (レス) id: 9fd7fb69f1 (このIDを非表示/違反報告)
t(プロフ) - 可愛いあべちゃんをありがとうございます。心臓が足りないぐらい胸きゅんしてます！ありがとうございます。のえるくんとあべちゃんの高校生時代でいわなべ彼氏組が嫉妬する場面がみたいです。よろしくお願いします。 (2021年1月7日 3時) (レス) id: 438dd56c27 (このIDを非表示/違反報告)
名岡颯貴(プロフ) - おそらつぅさん» リクエストありがとうございます！文化祭編書きたかったんですよね。リクエスト頂けると書きやすいのでめちゃくちゃに嬉しいです！ハロウィンのリクエストもありがとうございました！ (2020年12月25日 21時) (レス) id: 9fd7fb69f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名岡颯貴
| 作成日時：2020年11月28日 19時
