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俺の中で何かが切れる音がしたけど、生憎身動きが取れない。
じっと我慢して最寄り駅まで待った。
最寄り駅で電車のドアが開いた瞬間できる限り急いで阿部ちゃんの元に向かった。
「阿部ちゃん！」
幸い直ぐに捕まえることが出来た。
「めめ！同じ電車だったんだ！」
後ろから声を掛けた俺に阿部ちゃんは嬉しそうに笑ってくれた。
いつもだったらそれだけで口から出かかった言葉を飲み込んでいた。
でも今日は、駅から出て人通りが少なくなったところで後ろから抱き締めてしまった。
「ちょ、めめ？」
そしてそのまま、戸惑う阿部ちゃんを気にもせずに口が言葉を紡いでしまった。
「阿部ちゃん、好きです。俺と付き合ってください」
「めめ……ごめん、ちょっと考えさせて？」
「うん。待ってます。でも、これからガンガンアピールするんで、覚悟しておいて下さいね」
ホールドしていた腕を離していつも通りを装って他愛もない話をしながら家路につく。
装いだけのいつも通りはすぐにみんなに勘づかれた。
いつかは訪れると覚悟してはいたけど、来なければいいと願っていた。
そんな都合のいいことある訳もないのに。
一人を思う男が八人も集まって、誰も泣かない結果になるなんてありえないことぐらい誰もが分かってた。
眠らせていた歯車が動き始めた。
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めめさく(プロフ) - リクエストです。阿部ちゃんがストーカーにあっていて、襲われそうになっていたのを上の5人が気づき助ける話とその後に8人が過保護になり送り迎えをする事になった話をお願いします。難しい感じでごめんなさい。ゆっくりでいいのでお願いします。 (2020年11月28日 15時) (
レス) id: 91efd8fb87 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - リクエストさせて頂きます！お風呂＆寝る時の順番を決めた時の話と、緑さんが酔っ払ってみんなの好きな所(営んでる時の話も。出来たらでいいんで)をみんなに話しちゃう話がみたいです！ふたつもすみません。出来たらでいいんで！いつも楽しく読ませてもらってます！ (2020年11月17日 0時) (レス) id: 322141f863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名岡颯貴
| 作成日時：2020年10月28日 21時
