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第122話 ページ33

銃を下ろした瞬間、
"人喰い"が上方から手の刃を振り下ろすように突撃してきた

"人喰い"の刃と私との距離がゼロに近くなった時、
私は下ろした右の銃を"人喰い"の左足に素早く照準を合わせ、撃った

発砲音が聞こえたのと"人喰い"の刃が頬を掠(かす)ったのはほぼ同時だった

痛みに顔をしかめつつ、撃った結果を見る

"人喰い"の左足が破裂していた

右の銃弾の効果は、着弾した瞬間に破裂する事だった
現に"人喰い"に避けられた銃弾は壁や床に着弾し破裂、クレーターのような凹みを作っていた
"人喰い"の左足も消え去っている

そこからの大量の出血で赤の太線を引きながら、"人喰い"は私と距離を取った
その顔に苦痛の表情は微塵も見えない

…まるで人形だな、、もとが人間だとは思えない
改めてその異常さを感じる

再び左足を見ると、傷口が塞(ふさ)がれつつあった
だが、流石に左足の形に修復する事はできないようだ

「戦闘慣れしているとはいえ、今のは殺されると思いましたよ」

後ろからミエラの声がした
言葉とは裏腹に心配している口調ではない

「ふん、殺されにいく趣味は無い。わざとだ
 それよりお前の方が危ない戦い方をしている
 指向性の爆破とはいえ、至近距離で放ったりな」
「あれのどこが危ないのですか」
「無自覚が一番危険だぞ」
「冗談ですよ」
「戦闘中にか?」
「そもそも戦闘中に会話するものではありませんね」
「今更だな」

互いの敵が再び接近してきた

会話終了、だな

・・・

奏SIDE

…意味不明!!
訳分からないよ!!

速い、とにかく速い!

何してるのかわかんねーーっ

びょ、描写が追いつかないよ、これじゃ…

と言う事で、先程聞いたミエラさんとミオラさんについての話を思い返してみる


__どうやら昔、若さと老いを操る魔女にあの双子は悪戯をしたらしい
(この時点で、若さと老いを操れる魔法使いがいた事に驚いたんだけど…
しかもそれが出来るのは世界にもその人しかいないらしい)

ともかく悪戯をした結果、見事に双子の罠にはまった魔女はひどく怒ったらしい
(ていうか、なぜ悪戯をした!?)

2人は自分達がやった事はバレないだろうと思っていたが、
すぐにバレてしまったようで、魔女から罰を受けたらしい

それが「老いの呪い」

つまり、小瓶の液体を飲んだ今の姿が本来の姿
ちなみに液体の正体は、全ての呪いが一時的に解ける薬だ
紫の霧は、体が若返っていく光景が若干ぐろいからそれを隠すためらしい…

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設定タグ:魔法 , 記憶 , オリジナル   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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寒極氷化(プロフ) - 緋色 哀歌さん» まさかそんな評価がいただけるとは。ありがとうございます。マシだと思ってもらえるだけでも嬉しいです。 (2015年1月12日 13時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
寒極氷化(プロフ) - 美燦雅★晏壽さん» んなわけあるかいなww (2015年1月5日 16時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
美燦雅★晏壽(プロフ) - 寒極氷化さん» わざと?w (2015年1月5日 16時) (レス) id: cad50b9778 (このIDを非表示/違反報告)
寒極氷化(プロフ) - 美燦雅★晏壽さん» ほんとや!!ww (2015年1月5日 15時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
美燦雅★晏壽(プロフ) - 寒極氷化さん» 121話だけ、「第」がないよ! (2015年1月4日 16時) (レス) id: cad50b9778 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:寒極 氷化 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kangoku/  
作成日時:2014年10月7日 18時

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